磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原発事故隠しの本質

2009年09月27日 | 読書日記など
『原発事故隠しの本質』
   反原発運動全国連絡会・編/七つ森書館2002年

図書館の説明文。下「」引用。

「ひび割れた原子力機器を使って原発を動かし、トラブルを隠してきた電力会社。早くも幕引きを図る国…。脱原発の未来のために、私達は今何をしなければならないのか? 問題の本質に迫る提言。」

「原子力神話」はウソばかり……。



「はじめに」編集委員 末田一秀・著。下「」引用。

「ひび割れたままの機器や配管を使って原発を動かし、そのことを隠してきた電力会社。損傷隠しが発覚しても運転継続を認めたばかりか、基準を緩和して早くも幕引きを図ろうとする国。原子力ムラの安全軽視の体質は白日の下にさらされ、「信頼を裏切られた」自治体はプルサーマル事前了解を撤回した。
 脱原発の未来のために、私達は今何をしなければならないのか?
 真っ先に、損傷を隠してきた問題のある原発を即時停止させ総点検を行なわせることがあげられる。不正に基づいたデータでは安全は保障されず、ましてや安心することなどできない。-略-
 第二に、損傷隠しを見逃し、あるいは加担してきた国の責任を追及することが必要だ。-略-
 第三に、早くも進められている幕引きと規制基準緩和を許さないことも当面の重要な課題である。-略-
 これらの課題のためには、原発事故隠しの本質に迫り、原子力政策に関する広範な議論が行われることが必要だ。そのための問題提起として本書が活用されることを期待する。」

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「安全規制緩和の欠陥評価制度では、原子炉高齢化時代が危ない」

虚偽報告……。下「」引用。

「東電の虚偽報告は、業界をリードしてきた同社の位置を考えても、中部電力・東北電力だけでなく他の電力会社でも同じ実態だと推定でき、原発をめぐる安全管理がいまや危機的事態にあることを示している。さらに深刻な問題は、国の対応である。-略-」

「東京電力による炉心隔壁(シュラウド)のひび割れ隠ぺい状況」、「東京電力以外でも次々と発覚した隠ぺい」などの表がありました。

資源エネルギー庁が電力会社に圧力。下「」引用。

「電力会社に対する資源エネルギー庁の事故隠しの指示の実態が、内部文書を入手した社会党の小澤克介議員により、十一月二十七日の衆議院科学技術委員会で暴露された。文書は、敦賀原発で発生したトラブルの地元自治体への報告をめぐって、日本原電と資源エネルギー庁の担当者が協議した内容のメモ。」

猫騒動「もんじゅ」 下「」引用。

「実地検証のとき、格納容器内の原子炉上部床にまぎれこんでいるのを見つけた子猫の行方は、いまもわからないとか。配管に爪を立てたり、排泄物をくっつけたりして、それが命とりにもなりかねない。無事に脱出してなければ、生きてはいまいが……。
    (もんじゅ訴訟原告団 小木曽美和子)」

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