あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 308 功績!ドロボウ大臣 お酒を飲んでいる……。 しかし、それほど飲んではいないでありんす。 ちょぼちょぼ、なめている感じでありんす。 「しかし、小一郎殿、あの厚生大臣はウソくさいでござるなあー」 「ウソくさい、ウソくさいでありんす!」 小一郎はオカネスキーのいいそこ間違いをマネしている。 さすが、小一郎どのでありんす! やはり、「ありんす」の方が素敵で「ありんす」とオカネスキー。 「一件しか、改竄はなかったといいながら、今度は140万件かよ!」 「本当、あきれるで……」 小一郎は、「ありんす」というか、「ござる」というか、オカネキーをじっと注目している。 「ござりんす、ヒック!」 「複合業1本!」 小一郎は昼間の肉体労働ですぐにアルコールが体にまわっている感じ。 --まあ、どちらかでないと、皮肉をいう人もいれば、どちらでも良くって、小一郎のように楽しむ人もいる。 人生はたのしんだが勝ちという人もいるが、人に恨まれてまでは楽しみもできない。 その点、小一郎は、そこの点はうまくこなしているでありんす。 ここの世界でも、あちらの世界でも……。 どっちにしても、オカネスキーと同じでお金がないでありんす。 「あの大臣は、本当は彼が指示して発見させたもんじゃないだそうでありんす」 「そうらしいね。長妻さんが、要望しておいたのを出さないと、参議院で国政調査権を発動するぞ! と脅したら、大臣の方に渡して、手柄にしたらしいですよ」 「しかし、マスコミはそんなことも伝えないでありんすね」 「まったく、こんなインチキな放送していて、与党と組んでいるような放送していたら、いけないよ。まったく、あきれたもんだよね。内部告発した人を脅していた大臣のくせにね!」 「そうそう……。国民のことも、視聴者のことも考えない無責任な人たちに政権を持っていては困ったことになるでござる~」 「ござるござる~♪ どっちでもいいでありんす! あんまり気にしなくっていいよ~ん♪」 小一郎は、オカネスキーの口マネをした。 小一郎はすっかりできあがって、目がとろ~んとしていた。 安上がりの立ち飲み屋で、わずかに2杯で満足、燃費のいい、環境問題でも優秀な人間でありんす!
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