磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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アスキー新書005 国益奪還

2007年07月02日 | 読書日記など
『アスキー新書005 国益奪還』
   多摩大学情報社会研究所客員教授 前田充浩・著/
       アスキー2007年

社会保険庁も問題ですが、ずっと問題を言い続けられている外務省。これには手をつけず、奇妙な外交を続けていると素人の目でも思います。



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「一刻の経済政策を左右する国際会議で、日本は1970年以降、6度の敗北を喫し、その都度、数兆円規模の国益を喪失した。この事実を国民は未だ知らされていない。
先進諸国が集う国際会議の場において30有余念にわたって執拗に繰り返されてきた「日本叩き」は何故に行われるのか。日本は何故にそれに対抗し得なかったのか。此処に詳らかにする敗北の過程と敗因を知り早急に対抗措置をとらねば、日本は永遠に世界の国々から搾取され続けていく事になる--」


国際会議は一種の「戦争」であるという。

ゼロサムだけでも困ったものに……。

また、自国の利益をのみ優先していては、アメリカのようになるのでは?

だけど、そもそも自国のことも考えないのが日本の官僚たちでは?


「人の死なない戦争」とかかれてありました。下「」引用。

「軍事戦争はコストが高くつきすぎることを骨身に染みており、そのため国際会議という「人の死なない戦争」を活用することにしたのである。」

これもウソのような気がします。

昔から、戦争でも、お役人などは死なず、前線の兵士が亡くなっていくものですね……。

自殺者のなかには、このことが影響して亡くなった方たちはいないのでしょうか?

また、貧しくなって医療もまともに受けられない人もいます。

そんな人たちに影響を与えているのではないでしょうか?

--気になります。


輸出振興のために使われていた。下「」引用。

「過去数十年間OECDの場で「日本叩き」が繰り返されたということは、それだけ日本は開発援助を一種の輸出振興にうまく繋げた。すなわち日本は開発援助を一種の輸出ファイナンスとして使ったということを意味する。」

先進諸国の逆鱗に触れた「ジャパンODAモデル」。


日本の政府や行政マンの基本姿勢というのは外交でも同様のようです。下「」引用。

「米国は、新たな規制に「抜け穴」があることを見落とすことが多い。一方、日本は、新たな規制が「抜け穴」を確保したものになるように仕向ける。すなわち、「抜け穴」が存在しない規制案には断固反対し、米国が気付いていない「抜け穴」が存在する規制案を受け入れるのである。」

水俣病などでは、裁判に負けたけれど、改善もしない。
法治国家ではないという方もいますね。

「抜け穴」というよりも、もはや認知症レベルでは?

法治国家であるにも関わらず、法を守らない行政……。
やりたい放題OKと思っている……。

他国の信頼を失う日本の外交。下「」引用。

「さらに付け加えて、こう語った。「英国は、仮に「抜け穴」の利用が数百億円、数千億円の利益を生むことがわかっても、決してそれをしない。それをすると国際社会における信頼を失うからだ。」


国民ももはや、こんなことをしている行政を信用していないと思う。
民主党も同様……。


マスコミも牛肉コロッケでは大騒ぎだけど、大豆のことは調べもしない。


この次作を書いてもらいたい。もっと深めてほしいし、「脱ODA」についても知りたいものです。

そして、森永さんのこの記事も読んでいただきたいものです。


その他のことでも、法律や看板などをかえても相変わらず「抜け道」をつくっておられますね。

また、いつものことを忘れないでください。









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