磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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鯉城 創立八十周年記念

2007年07月02日 | 読書日記など
『鯉城 創立八十周年記念』
   福島実(編)/広島県広島国泰寺高等学校s34年

鯉城という学校名の高校があったようです。その前は別名で、原爆投下時は「一中」と呼ばれていたようです。



この本は原爆を特集したものではなく、創立八十周年記念がテーマです。

しかし、原爆もその歴史に大きなツメ跡を残しています。


ボクは大人になって、
「修学旅行どこでしか? 京都?」
京都に住んでいたので、京都ではありませんでしたと、そんな会話をよくしました。

広島の方の修学旅行は、この本によれば九州旅行か、近畿地方(京都・大津・伊勢神宮・奈良、吉野・高野山・大阪)と書かれてありました。

鯉城というのは、一時この高校の校名であったようです。下「」引用。

「鯉城高校時代(昭和二三年四月-昭和二四年四月)」

カープ・ファンの高校になっていたことでしょう。

広島だから、そうでなくてもカープファンだろうなあー。


原爆の被害者。下「」引用。

「わが一中は渡辺校長、桑田教頭以下一○名の職員、生徒三百数十名の犠牲者を出し、その大部分は紅顔可憐の一年生であった。」

戦後いち早く、一中遺族会を結成。
毎年の原爆忌。
「追憶の碑」を校庭の一隅に建立。

昭和29年「追憶」発刊。

話題を呼び。改題され出版。
「星は見ている(副題、全滅した広島一中一年生・父母の手記集)」

このタイトルは、編中の一篇「星は見ている」(故藤野久君の母上としえ氏手記)からとっているという。

投下前日の夜、美しい星空を母子で見ておられたという……。











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