磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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070 理不尽な世の中!

2008年01月17日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


三、なんて! すてきな世界




070 理不尽な世の中!


「そうかもしれないでありんす。でも、わたしは男らしく、編み物をしている方が幸せってものでごじゃります……」

「そうなの……。わたし、過激な人たちの気持ちはわかるわ」

「わたしも、気持ちなら、十分わかっているつもりでありんす。わたしも女性と同じ人間でごじゃります……」

「そう、やっぱりね」

「女性なんて、子供を生んだら、もう知らないって、子育てをしないでありんす。どちらが原因で子供ができたと思っているのかしら、女性がお産をしたからでありんす。それなのに、生まれたら、男性に全部まかせるんですもの、ひどいとしか言えないでありんす!」

茜は驚いた。

「そんな言い方もできるのね。気持ち、よくわかるわよ」

取ってつけたような論理なんてどうでもなるんだわーと茜は思った。

「だから、男性の多くが中絶に賛成しているでありんす」

「えっ、男性が!」

私の世界では男性が反対している場合が多いし、女性解放運動の人たちは賛同していることが多い。

「こんなせちがらい世の中、女性たちのきれいごとで、男たちはボロボロでありんす。女たちが社会参加させる機会を奪うから、男性が社会に進出できないのでありんす。男性は能力がないからなんて、勝手なことをぬかすのごじゃります。まったく、あきれるでありんす。もちろん、オカネお嬢様はそうじゃないでごじゃりますけどね」

「ここの茜さん、男性のあなたを守ってくれているってわけね」

「ええ、オカネお嬢様はある意味では、メールニストよ」

メールニストか、ああ、なんて理不尽な世の中かしら……。

当たり前のことが当たり前にならないのね。








閑話休題

当たり前と思っていることが、

案外社会システムで

決まってしまっていることがある……。

その社会システムを変えないと、

本当に日本がよくなることはない、

ボクはそう思っています。

いつものことは忘れないで下さいね。

差別ということさえ、

否定しようとする

大手マスコミ……。

品格のない品格が、

大手を振って歩いている……。











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