ラヂオアクティヴィティ[Ra.] 第一部ブロック・バスター 074インド核兵器の開発はアメリカ人? スタジオでは、核兵器のことついて語られていた。 エリックが画面に登場する。 「どうだね。核兵器は世界平和のために貢献しているかい。化学兵器は、全廃条約が国連でもできたが……。核兵器はなくてはならないものだろうか、そう思う人は手をあげて……」 手を挙げるマイク。 「湾岸戦争では、無言の驚異になっていたと想う」 「イラクにも、核兵器はあるらしい・・・よ」 博士は意見を述べた。 「嘘だろう……」 勇気たち。 「核疑惑はあった……。持っているかどうかはわからないだろう。イスラエルもはじめは疑惑だったが、今じゃ確実に存在していて、核弾頭があるという。イスラエルは危険な国ではないが、イラクという独裁者の国がもっていることは非常に危険だ!」 マイクはたんたんと述べた。 「核疑惑……、イラクにそんな技術があるのですか」 「イラクになくたって、他の国から買えばいい」 「まったく、ロシアには、困ったものだ」 マイクはイワンの顔をさがしたが、なかった。 「売った疑惑があるのは、ロシアじゃない……。疑惑だからね……。最貧困国のインドが原爆を持ったのは、アメリカの協力によるものだよ」 行者はむっとしていた。 そんなことより、貧困を救ってほしいのに……。 こんなことは、別に悟りを開かなくとも、良心がある人間なら当然おもうことだろう。 インドがまた核開発を進めたから、隣国のパキスタンも進めた……。 安心を買うために、両国の国民は命を削っている。 しかし、核兵器では安心を買うことなどできない。 買えるのは互いの不信をつのらせることだけである。 「えっ!」 マイクはアメリカがそんなことをしていたなんて、考えられなかった。 「すぐに、マイクと話すと国と国の話になってしまうな!まずい!まずい!」 エリックは苦虫を殺したような表情になった。 「今、核戦争が起こっても不思議じゃない気がします!」 「なぜ、そう想う?」 「核をきちんと管理していない国があるからだよね!」 テレビのテロップがフラッシュしていた。 ニュース速報のしるしだ。 何かあったのだ! みんなは緊張した。
ありがとうございます。 Index[Ra.] |
最新の画像[もっと見る]
- いい音ってなんだろう-あるピアノ調律師、出会いと体験の人生- 12年前
- 音楽演奏の社会史-よみがえる過去の音楽- 12年前
- AERA ’12.7.16 12年前
- 週刊現代 2012-8-11 12年前
- AERA ’12.7.9 12年前
- 必ず来る!大震災を生き抜くための食事学-3・11東日本大震災あのとき、ほんとうに食べたかったもの- 12年前
- 僕のお父さんは東電の社員です-小中学生たちの白熱議論!3・11と働くことの意味- 12年前
- 日本の原爆-その開発と挫折の道程- 12年前
- エコノミスト-週刊エコノミスト- 2012-3/13 12年前
- エコノミスト-週刊エコノミスト- 2012-3/6 12年前