磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

160厭味なほど、いい人

2007年03月31日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

十三、バック・テュ・ザ・ヤング



160厭味(いやみ)なほど、いい人


下宿の公衆電話に盗聴器をしかけて、白岩は下宿から出ていった。

喫茶店で、茜とオカネスキーは話し合っていた。

「今晩、けっこうします。それで、けっこうでござるか?」

「もちろん、けっこう。こけっこっこよ〜♪」

「さすがオカネお嬢様!」

「このノート型のパソコンで、すべての警備システムと同じことができるなんて、信じられないわ」

「これも、極秘です。わたし、泥棒のために、開発しているのではありません。人類の幸福のために開発しているのです」

「そう、それが正しいことよ」

「はい、オカネお嬢様」


山鳩の間では、警備員や山根さんが、白岩を囲んで話しあっていた。

「今晩、あの下宿に乗り込んでみましょう。大家には山根さんが話をつけたそうです」

「ははは、わたしに不可能という文字はない!」

と、白岩はほくそえんだ。

「きちんとした辞書を仕入れといた方がいいわよ。それとも……、老人ホームでうろちょろしていたそうね。もう、認知症かしら……」

山根は聞こえるか聞こえないかの声でいった。

もちろん、「何かいったか!」なんて言われたら、「いいえ、何も〜」と、はぐらかせる気である。


下宿に帰ってから、茜は小野幸代にお礼を言った。

「短い間でしたが、たいへん、お世話になって、これ、わたしの気持ちです」

お金を封筒に入れて、茜は幸代にわたした。

「わたし、そんなつもりでしたわけじゃありません。ですから、これはとっておいて、ください。でも……、これ、わたしがもらったことにするわ、おばあちゃん。そして、おばあちゃんにプレゼントするわ。これで、お孫さんの玩具でも買って、そしてお嫁さんにもプレゼントを買ってあげたら、いいわ」

「本当に、あなたって、厭味(いやみ)なほど、いい人すぎるわ」

茜はあきれていた。

わたしに孫どころか、子供もいないわよ!

あなたと同い歳よ!








閑話休題

長崎の高校生たちが、

ついに韓国へ。

期待と不安とでいっぱいでしょう。(^^)

核廃絶署名 長崎の高校生
 韓国へ【NBC】'07/3/29


↑期間限定動画


平和はこないと嘆く大人は情けない!
その上、情なしかも?

人間死ぬからって……。

病気になったら、薬を飲むものですね。
努力はしたいものです。

そして、健康を大切にするものですね。









下、クリックお願いします。
人気blogランキングへ
ありがとうございます。





















最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。