磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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【講談社】永井隆全集 全一巻

2007年01月20日 | 読書日記など
『永井隆全集 全一巻』
    永井隆・著/講談社s46年

講談社からも、永井隆全集が出版されています。
これには聖母の騎士社から出版されています「新しき朝」などは含まれていませんが、重複する部分はあります。



ならば、この本は手にして無駄だったかといえば、そうではありませんでした。

目次

長崎の鐘 起五頁
ロザリオの鎖 起五十七頁こ
の子を残して 起百三十五頁
いとし子よ 起二百十九頁
花咲く丘 起三百十七頁
亡びぬものを 起四百二十一頁
村医 起五百五十三頁
生命の河−−原子病の話−− 起六百六十五頁
原子雲の下に生きて 起七百八十九頁
私たちは長崎にいた 起八百五十一頁
原子爆弾救護報告 起九百三十三頁
  解説 片岡弥吉 起九百八十七頁
  解説 西森一正 起千二頁
  年譜 永井元 起千八頁
  内容細目 起千十五頁


解説がよかったです。
それに、永井元(永井隆博士の弟)が書かれた年譜はひじょうに詳しいもので、興味津々となることが多々ありました。


昭和天皇とは高校のときにもう拝謁されていたようです。下「」引用。

「大正十三年   一九二四  十七歳
 四月、五年A組級長となり、校旗旗手を命ぜられ、摂政の宮(現天皇陛下)をお迎えし殿下からお会釈を賜わる。長くこれを光栄とした。」


そして、謎がますます増えました。
詳しい方おられたら、教えていただきたいと切実に思っております。


永井隆博士は、『亡びぬものを』の最初のタイトルは「すりこぎ先生行状記」という書名であったという。永井隆博士らしくって、楽しいですね。

こんな先生がいたら、「いじめ」している間なんてないだろうなあ〜。

勉強も楽しいし、芸術にも造詣が深いし……。

偏差値教育で育てられた教師とは違いますね。




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