磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原発闇社会-マスコミが伝えない現実-

2011年11月29日 | 読書日記など
『原発闇社会-マスコミが伝えない現実-』
   連合通信社編集部・著/機関紙連合通信社2011年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「「電力不足」よりも大切なことを伝えて、日本の民主主義と社会のあり方を問う「脱原発のジャンヌダルク」藤波心さん エコノミストの浜矩子さんらインタビュー掲載」



「県民追い詰める「原発震災」」 下「」引用。

「東京電力福島第一原発の放射能漏れ事故が、福島県民の暮らしや健康を奪おうとしている。東日本震災からの復興もままならず、放射能を恐れながら生活を続けることを余儀なくされているのだ。3月11日の事故発生から1カ足らずの県内を歩いた。-略-」

飲まずにいられない……。「日常奪われた住民」 下「」引用。

「精神的にもダメージを受けている。住民同士のトラブルを避けようと、館内には「飲酒厳禁」と書かれた張り紙も見られたが、「飲まないとやっていられない」(前出の男性)。ゴミ捨て場には発泡酒の空き缶が多く見られた。
 地震と津波で家族が行方不明のまま、地元を離れざるを得なかった人も少なくない。そうした住民が町議に涙を流しながらもどかしい思いをぶつける場面も、岩手県内の被災地の復興を伝えるテレビニュースを見ていた60歳代の男性はつぶやいた。
「いいよなあ。放射能(の影響)は関係ねえもんな」」

「失われる雇用・崩れる経済」 下「」引用。

「JR郡山市駅に程近いハローワークは、職を失った労働者や廃業に至った中小企業の経営者たちであふれ返っていた。1階の総合受付は行列ができて、2階の手続き窓口も順番待ちで席に座れず立っている人も多い。外では数十台の車が駐車場にも入れずに待ち続けていた。ここでも話題の中心は震災ではなく原発だ。旅館の廃業を決めた男性(47)は顔見知りの経営者に出会うと、こう言い放った。
「原発は水素爆弾を抱えているようなもんだ。これじゃあ職探しできねえ」
 男性の旅館では、原発で水素爆弾が相次いだ直後から、宿泊がすべてキャンセルされた。「同業者は折れと似た状況」と話すと、物騒なセリフを口にした。
「もう強盗するか首をつるしかねえか…」」

ボクと似たようなもんだ……。
「柿」も高くて買えないなあーと、近所の家の庭の柿をながめているのを見られた。そうしたら、柿をもらった……。人情はありがたいものだ。

ハローワーク福島。下「」引用。

「こうした大混雑は県内各地で起きていた。ハローワーク福島でも、生産中止を余儀なくされた工場の総務担当職員がパートの若い女性たちの手続きに付き添い、「アルバイトをしながら何とかしのいでほしい」と励ます姿であった。」

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京都に自主避難。下「」引用。

「街が冷え切っているのは県都の福島市も同じ。JR福島駅周辺の商店街では、地震で建物が壊れて閉鎖する店も珍しくないが、店構えに問題がなさそうでも休業の張り紙が目立つ。あるパン屋はこんな内容を書き残している。
「原発の問題を重く見て、京都に自主避難をしております。またお会いできる事を祈っています」
 福島市内で最もにぎわっている場所は、県の災害対策本部が入る自治会館だ。そこでは青い制服姿の東京電力社員が、放射能漏れが続く原発の状況を神妙な表情で報道陣に説明していた。」

飯舘村・村長の怒りは気の毒だが科学を知らないのでは? 下「」引用。

「村長は怒りで声を震わせたシーンも。首相が「避難区域ではこの先10年20年人が住めない」と発言したことに触れ、「一国の首相ならば、少しでも早く戻れるよう国が懸命にやると言うべきではないのか」。会場から大きな拍手が起こり、「首相やめろ」の声が飛び交った。」

病院「3万人に対し10床」 下「」引用。

「原発から32キロ地点にある鹿島厚生病院(同市鹿島区)は4月11日に外来を再開した。同病院は、原発事故が起きてからすべての入院患者を県内のほかの厚生病院に避難搬送していた。
 福島県は屋内退避区域について「自力で避難できない人を置かない」という国の方針の下、入院床数は緊急対応のみとして、区域全体で10床・72時間以内に制限してきた。「(北隣の)相馬市の病院は満杯。患者は福島市や(宮城県南部の)仙南地域に搬送されることになるが、実態はどうなっているのかわからない」と病院関係者は話す。
 医療ニーズがあり、病院は医療を提供する意思があるのに、認められない現実。福島県厚生連労組(日本医労加盟)の折原由美子委員長は「通常の災害ではない。実態に即し地域医療を保障すべき」と訴えている。」

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「カネで鈍る良識(島根)」

【原発マネー】「中国電の寄付で物言えぬ市民に」 下「」引用。

「こうした批判を地元住民が口にすることを防いできたのは、カネの力だった。
 島根原発のPR施設「原子力館」でその証拠を見つけた。2階に置かれている来館者が感想を寄せた冊子だ。ページを開くと、地元の婦人会や老人会の名で「原発の安全性に安心した」「中国電力の取り組みがよく分かった」と書き込まれている。
 地元市民の女性が明かす。
「書き込みはアリバイよ。中国電は地元対策として、自治会組織の旅行にかかる代金を肩代わりしている。行き先も問わないが、その条件は事前に原子力館などの関連施設を見学すること」
 地元・松江市のお隣、出雲市の60代主婦は数年前、原発近くの商店主が「これまでに中国電から何百万も受け取っている」と話したことを覚えている。寄付は、個人の台所にも行き届いているのだ。
 証言を裏付ける事実もある。今年2月、原発から約3キロ地点にある約500世帯の自治会が、中国電に要請して約1億5000万円の寄付を受けた。名目は「3号機建設に伴う迷惑料」。自治会はこの寄付を使って、地元産品の直売所を設けるという。
 地元に寄付されたハコモノも多い。原発の地元である旧鹿島町(05年松江市と合併)の役場は、建設費12億円のうち8億円が中国電から出ている。」

【原発マネー】「国も競ってバラまく」 下「」引用。

「原発の立地地域には国からの交付金も来る。「電源立地地域対策交付金」だ。
 このカネを出す根拠となっている電源三法は、74年に原子力推進を目的につくられた法律の総称である。交付金の財源は、国民の電気料金に上乗せされた税金だ。
 旧鹿島町では、役場近くにあって250隻も停泊できる「鹿島ヨットマリーナ」や、先に紹介した総合体育館などの建設や運営などに費やされてきた。松江市の財政には、直近2年間で63億円が入っており、ハコモノだけでなく自治会支援金、学校職員の給料に使われている。市民生活に「原子力マネー」が浸透しきっているのだ。
 前出の「島根原発増設反対運動」の芦原康江代表は、官民挙げたバラマキの効果をこう表現した。
「鹿島町の住民が原発反対を主張すれば、その人はすぐ全員に無視されるでしょう」」

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しかし、経済とは流れてナンボのもの。一部の強欲な人たちにだけ集まっては経済は成り立たない。

かなり怪しい?……。下「」引用。

「しかし、駅を出た直後に「繁栄」の限界を実感させられた。駅を発着点とする路線バスは多くが廃線し、時刻表の掲示板だけがたたずむ。駅前のテナントも空室が目立つ。「原発は立地経済に貢献する」という話はかなり怪しい。」

事故原因を天変地異とする勝俣東電会長。

「賛成多数」東電株主総会。下「」引用。

「採決にかけた時間からすれば、すべての部屋で賛否を数えたフシはない。「(金融機関や東京都など)大株主から全面委任の意思が示されている」(勝俣会長)からだ。」

「警告あざ笑った「御用学者」 権力におもねる学者」

班目など御用学者がいる限り、危険性なくならないと書かれてあるが、原発が存在する限りでしょう……。分村の御用学者が次に来ても、さほどの違いはないとボクは思う。

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「怒れる福島の保護者」

「世界から促される「脱原発」」

「原発のない経済考えよう」浜矩子・同志社大教授。下「」引用。

「震災直後に大手チェーンや大規模店が休業に追い込まれたなか、零細店がすぐに店を開けた事例が多く見られた。今後は「シャッター通り」ではなく「小さきもの」を生かした街づくりを進めるべきだ。」

本当ですね。大手チェーンは買い物難民を作り出してもいますね。

「原発運転再開はイタイ!」藤波心・アイドル。下「」引用。

「放射能が危険なことぐらい中学生の私でも分かるのに、何だかこの社会おかしくない?-。自分のブログにそんな考えを書いてみたら、いつもは100件ほどのコメントが1万4000件も来る「大炎上」が起きました。」

すごい! コメント数だな。1日でボクの一生分を超えている感じ(笑)。
ボクのところには、福島原発事故後、メッセージで雇いたいときた。
たぶん、このブログ閉じたら、小額のカネをくれるんだろうなあーと思った。
反対している人がカネになったのを聞いたことはないから……。
あるとしたら、出版などでしようね……。
--こういうアイドルのところで罵倒しているからか、ボクのところにはほとんど来なくなった。
アイドル、ありがとう! 書き込まれても、言論とてしては何の意味もない発狂・罵倒・コメント!!!








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