磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核は持ち込まれたか

2008年06月26日 | 読書日記など
『核は持ち込まれたか』
   古森義久・著/文芸春秋1982年

日本政府は今も知らんふりを決めこんでいるようです。
--こんな人たちが国のかじ取りをやっていたら、うまくいくわけがないと思います。
いつものことで、いつもの手法ですね……。



この問題はこの下の引用が全てであるといっていいかと思います。下「」引用。

「エドウィン・O・ライシャワー元駐日米国大使は、一九八一年五月九日、私とのインタビューで、日本とアメリカ両国政府間にはアメリカの核兵器の日本への「持ち込み」について、言葉の解釈に大きなギャップがあることを明らかにした。現実にこれまでの永い年月、核兵器を積んだアメリカ海軍の航空母艦や巡洋艦は、定期的に日本に寄港してきているのだ、とも語った。日本の政府がこの核装備艦艇の寄港や領海通過を率直に認める時期が来たのだ、と提唱した。」

この言葉を認めるならば、日本政府は日本国民に約束した非核三原則を破ったことになるという。

--ライシャワー発言の「陰謀節」が日本で生れたという……。
著者は「陰謀」を否定する。
--「陰謀節」をもっともらくし言っている人たちの方が陰謀だった?……。
よくあることですね……。

1974年ラロック発言が、日本を騒がせた。
--しかし、すぐに鎮静。ライシャワーは……。下「」引用。

「日本の国民一般が「そんなことは常識ではないか。そんなことでさわぐのはまったくくだらない。日本の政治家たちはこんなことでさわぎを起こしているが、よく考えてみれば、ばかげている」と受けとったことを意味しています。」

「イントロダクション」という言葉で約束し、それは持ち込みではなく、「すえつける」という意味だという。

しかし、日本政府はいつもの手法を使った。下「」引用。

「ライシャワー -略-日本政府は「われわれはアメリカを信頼している」と述べて、すべての責任、すべての非難をアメリカ側に押しつけた方が、ずっと安易だと考えたのです。」

アメリカを非難したのではなく、いい加減なシステムを持ち込んだというべきかと思います。きれいごとで……。

アメリカ政府関係者は抑止論で考える。下「」引用。

「アメリカの核戦略論では、必ずしもそうではない、いやむしろ相手の核攻撃を思いとどませられる抑止効果は高まる、という考え方が樹立されている。」

--それは抑止が働いている時だけのこと……。
実際に核兵器が使用されるのは、抑止ができなくなった時……。

そうなったら、米軍関係の基地は核兵器で攻撃されるという……。
--核兵器保有国は、攻撃をされる前に攻撃しろ! となってしまうことだろう……。


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