あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 293 内部告発で倒産、 構造的暴力社会! テレビはドキュメンタリーであった。 雷印食品が輸入肉を国産牛として、税金を搾取した事件。 その内部告発をしたのは、関西の冷凍庫会社の西宮冷蔵だった。 その会社の社長たちは違反をしていたことを、お得意さんである雷印食品に何度も、ご忠告した。 しかし、雷印食品が殿様であるなら、西宮冷蔵は足軽。 雷印食品は西宮冷蔵など鼻にさえかけない。 西宮冷蔵が生きていられるのは、雷印食品など殿様企業があってのこと。 西宮冷蔵では、悩む。内部告発、こんなことをしていていいのか……。 そして、社員とともに、内部告発をすること決めた。 それは、もし告発をしても、雷印食品との取引がなくなっても、やっていけるという計算も入っていた。 --そして大きな事件として取りあげられる。 しかし、他の取引会社=殿様企業が取引をやめてくる……。 ついには、西宮冷蔵は破産。 それでも、何とか続けようとする社長。 再建したい……。強い信念! そこに、元雷印食品の会社員が二人やってくる。 社長はよくも内部告発したなあーと元社員は怒り撲ってくると思っていた。 しかし、そんなことはなかった。 むしろ、西宮冷蔵の社長に謝罪。人間としての道を選んでいた……。 再建してよとカンパする人たちも……。 そして、元いた社員も会社に集まってきた……。 しかし、倉庫には肉のひとかけらもないという……。 殿様企業は帰ってこなかったのだ……。 そこで番組は終わる……。 オカネスキー「むかしは、ネット社会ではござらぬかった。他の会社で取引をやめた会社も実にあやしいでござる……。今じゃ、ネット社会……。その会社名を公表されて、大変なことになるでござるよ。内部告発は社会正義でござる。弱い立場にいる人を苦しめるものでもござる。悪行をなすものは、構造的暴力でのりきれるとでも思っているのでござる……よ」 内部告発者をひどいめにあわせてきた日本社会の歴史はこれだけではない。
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