あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 292 タブーなき社会、 良心をもつことがタブー 「赤信号みんなで渡って大笑い」 山田邦子がギャグをかましている。 この世界は男と女の立場が逆の世界。 「邦子は人気ないんだよ」 中根が、こんな下劣な番組をみているオカネスキーにあきれている。 「そうでありんすか?」 ちょっと、上手になってきた。 「あら、人気がないから、政治家とつるんでるんでしょう」 「そうでありんすね」 もちろん、この世界の山田邦子さんは、そんなことはしていない。 パラレル・ワールドでの話だ。 「赤信号みんなで渡って大笑いも、抑圧されている大衆の立場なら、その言葉も憂さ晴らしになるかもれしないけど。政治家といっしょに、『赤信号みんなで渡って大笑い』、まったくあきれる!」 ニュースになると、やはり厚生年金の改竄は一件ではなかった。 内部告発者を告訴すると脅した大臣。 その言葉こそ問題である。 --その大臣も山田邦子の番組のレギュラーだった。 「この世界狂いきっているのよねー。小説家にしても、ノコギリで死体をきりきざんだり、そんなことがタブーなきって、誉め言葉。そのくせ、危険な原発を危険とは書かないのよね」 「タブーなき社会は、常識なき社会でありんすね」 「そのとおり。常識がないことが素晴らしいみたいに思っている。そして、こんな社会になった。社会で責任ある立場の人ほど、無責任でいられる社会。こんな社会はうまくいくわけがない」 「だけど、国民は、選挙以外では、政治をかえることできないでありんす」 「そのとおりなんだ。選挙ではよく考えて投票してくださいよ」 「アメリカではハイチの台風被害を映画スターが訪問した。日本のセレブはそんなこともしない。バカなことをするのがセレブだと思っている……」 「ほんと、人をバカにするのがセレブとでも思っているでありんす」
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