磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

新編教科書

2008年11月08日 | 読書日記など
『新編教科書』
   ピースボートを守る国会会議・編/
     ピースボート86 年度不明(86というのだから、1986年?)

付属資料:パラオ非核憲法(草案)抄訳(1枚)
--まったく教科書とは関係がありません。
ジョークかな?



◆モンダイとしての“ジャパゆきさん”◆  下「」引用。

「「アジアは貧しい。それは現実だ。だから彼女たちを買うことは、彼女たちのためでもあるんだ。」
 ものの本によれば、世界最古の職業は「売春」だそうです。そして、需要と供給の経済学にしたがって、体を売る女-それを買う男という構図はなくなりそうにもありません。
 けれども、日本人によるアジアへの“売春ツアー”は、もう一つの偏見に支えられています。
 それはアジアに対する蔑視観です。アジアに対峙した時だけ頭をもたげてくる優越感です。
 フィリピンはマニラのマビニ通りや、エルミタ区のデル・ピラール通りで、日本人は“上客”です。教え子と同じ位の少女を買った小学校教師のグループもあったそうです。少女売春は言うに及ばず、少年売春へと、その内実はエスカレートしていくばかり……。」

ボクの生きていた時代のことですが、ボクはいっさいこのようなことに関係がない。
そういう人たちの方が多いと思うのですが……。

「ヒロシマ・ナガサキ 被爆者の苦しみ」小野幸一郎・著。下「」引用。

「あれだけ多くの人間が原爆の犠牲になりながら、被爆者の救済を求める訴訟は、現在までわずか四件。その中で国に対して損害賠償を請求した裁判はただ一件のみ。それが一九五五年四月二十五日に東京地裁に提訴されたいわゆる「原爆裁判」である。」

広島美人の悲劇……。下「」引用。

「「原爆裁判」の原告の一人である多田マキさんは若い頃コンテストで入賞したほどの美しい人であった。それが被爆後、彼女が道を通る子どもたちが恐がって家にかけこんでしまったというぐらいむごたらしいケロイドが顔・肩・足に残った。乳腺を原爆で焼かれたため子どもに乳もやれなかった。退職してまで看護してくれた夫もあまりの惨めな生活に疲れたのかやがて行方不明となる。
 三人の子どもを抱え、多田さんの生活はどん底まで落ちてゆく。二坪の床にゴザ二枚と畳いちまいを敷いてあるだけの住居。家財は寒さをしのぐ夜具二枚のみ。ガス会社からは立ち退きを迫られる。這うようにして仕事場へ向かっていた多田さんは、やがて白内障のため右眼は視力○・四、左眼は明暗がやっとわかるだけとなってしまった。」

美人の定義も人によって違うものですね……。

人権などの問題の時にこのようなことが意味あるのか?

そもそも、美人コンテストなどは人権侵害という人もいる……。

しかし、裁判は敗訴。下「」引用。

「一九六三年一二月七日、判決は下り、原告敗訴が言い渡された。ただしアメリカの原爆投下行為については国際法違反であることを明確に断罪した。“世界唯一の公権的解釈”としてはこの判断の意義は大きいといえる。
 しかし、被爆者にとって、少なくとも多田マキさんにとって、この判決にいかほどの勝ちがあると言えるだろうか。具体的な損害賠償は何ら認められず「アメリカの罪」が抽象的に認められたところで彼女の生活はちっとも楽にならないのである。
 結局原告側は控訴を断念したのでこの判決は確定となった。その理由は、上級審に持っていっても期待できる判決は望めないということと、裁判中にさまざまないやがらせを受けて、原告をおりたいと漏らした人がいたからであった。」

教科書に異常に権威のある日本!

丸暗記のロボットをつくり、いいなりにしたいから、別に暗記しなくてもいいことまでさせる……。

それは異常なことであり、それを嘆く教育関係者などが正しいとボクは思う。

新しい権威になりたい、権威主義者だったら、おそらく平和をつくることはできないだろう……。

ジョークにしても、ボクはおもしろくなかった。










エンタメ@BlogRanking





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。