磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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まんが現代史-アメリカが戦争をやめない理由-

2011年06月28日 | 読書日記など
『まんが現代史-アメリカが戦争をやめない理由- 講談社現代新書 2025』
   山井教雄・著/講談社2009年

まんががいっぱいで、ネコなどが登場して、アメリカの現実を伝える……。
この本はアホらしいアメリカ神話は伝えていない……。



「戦後のアメリカの主な軍事行動」は表となっている。その感想をアリが……。下「」引用。

「アリ : すごい数の戦争だ! どの大統領もまんべんなく、毎年のように戦争をしてるんだね。」

もちろん、戦後とは日本にとっての戦後であり、まだアメリカは戦争中ですね。戦争中毒国家=アメリカ。軍事大国=アメリカ。ずっと続く、アメリカン・ファシズム……。デモクラシーだけの国ではありませんね……。

--戦争の4つのタイプ
1. 全面戦争 朝鮮戦争、ベトナム戦争も全面戦争。
2. 代理戦争 親米派のグループに武器援助、軍事顧問派遣。
3. 情報組織(スパイ組織)の秘密工作 クーデターや内乱を起こし、反米政府を転覆させる。
4. 暗殺

バナナ戦争……。下「」引用。

「1954年のグアテマラの内戦は、米国系企業のユナイテッド・フルーツ社の農園が国有化され、バナナの輸出税がかけられそうになったので、CIAが画策したんニャ。」



ゴチャ混ぜと原爆投下の正当化を怒るネコ! 下「」引用。

「でも、アメリカは「日本上陸作戦を行えば、100万人以上が死んだだろう。原爆を使って35万人が死んだが、本土上陸作戦なしで戦争が終結したのだ。つまり、差し引き65万人の命が助かったのだ」ニャんて、兵隊が戦死するのも、非武装の一般市民を殺戮するのもゴチャ混ぜにして堂々と正当化けているニョだ。」

これはなぜの答えではなく、原爆神話の部類でしょうね……。

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当時すでに実質、戦争は終わっていた。日本に戦争を維持する体力などなかったというのが歴史的事実でしょう。降伏の工作も多方面からしていた……。無視したのは、アメリカ政府。

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ケネディ暗殺、CIA(原因はピックズ湾事件)。下「」引用。

「CIA初めての大失態で、CIAはそれを全てケネディのせいにしたんニャ。以後、CIAとケネディは憎しみあうようになったニョだ。63年にケネディは暗殺されるニョだが、多くの人がCIAの仕業じゃないかと考えているんニャ。」

アメリカ好みの独裁者=小泉純一郎……。下「」引用。

「アメリカ好みの独裁者に「新自由主義経済」を押しつけて、民営化、規制緩和なんかやらせたら、失業者が増え、貧富の格差が広がったって話を聞いたら、小泉純一郎首相の時代を思い出して、思わず出てきちゃいました。」

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ジョン・レノンの歌っているイラストがありました。そのイラストの上の文章。下「」引用。

「反戦デモは単なる反政府デモに終わらず、「愛と平和」を訴える、ヒッピーと呼ばれる若者が登場し、ロック音楽、サイケデリックアート、ドラッグなどに代表されるカウンターカルチャー、社会に異議を申し立てる文化を形作ったニョだ。」

それだけではないとボクは思うけど……。

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