磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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021 痴漢と変態!?

2007年11月27日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


一章、マン・リブ




021 痴漢と変態!?


「お金持ちって言われても、お小遣いはお小遣いですもんね」

「すねかじりはすねかじりなのです……」

「そうよ、クレジットカードもたされていても、何を遣ったかわかるんですものね」

「また、飲み代で、こんなに遣って、あなたたちって、飲ん兵衛になるために大学に入ったの? なんて言われるのよね」

「わたしの所はそんなことは言われないわ」

「いいわね」

「いいことないわよ。放任主義なんて父はいっているけど、本当は何もしない主義なのよ。お金さえ与えておけばいいと思っているのよね。それでもよく人間の親やっていると思うわ」

その隣にはアルバイトが終了した小一郎たちのグループが集まっていた。
「今日さ、大学でビラ配ったんだよ」

「ほー、それで反応はどうだった」

「異常な感じでみられたよ。何、ウーマン・リブって、ウーマン・リブじゃないのに……。ウーマン・リブは有名なんですけど、マン・リブはマイナーですよね」

「そりゃ、そうだろうなあー。男性にもいろいろいるってことを知らないんだろう」

「弱者である男性たちが集まって努力を重ねているわけじゃないよ、そこんのところは、しっかりと認識しないといけないよ」

「そのとおり! ウーマン・リブも女性の権利を増長させるだけでは、それは圧力団体とかわらない。差別をなくすなんて、大義名分は使えない」

「ごもっとも!」
叫び声をあげて、手をたたく。
まるで、応援団長……。

「あの、吉田さん、増長はいけないんじゃないですか。増長じゃなくって、差別撤廃ですよね、その結果として女性の権利が高められるというわけです」

「その通り、それが大切なことだ。差別反対というなら、すべての差別に反対しなければならないのである。アメリカの黒人の市民権の運動には白人が多く参加していた。それは平等をめざす人たちなら、白人も黒人もないからだよ」

「ところが、日本の女性運動は男性は入るな! という人たちもいるんだ。大きな間違いだよ」

「大下さん、女性運動に加わろうとして、痴漢扱いされたんでしょう?」

「痴漢じゃないよ、変態だよ。まったく、男性差別をしたがるんだよなあー。平等っていうのは、相手と戦うだけじゃ得られないとい思うよ、話し合うことが大切なことなんだよ」

「そうだけどさ、大下さんが、女性運動に加わろうなんて、そらー、痴漢扱いされても仕方がないですよ」

「痴漢じゃないっていうの、変態!」

「どっちも変らないじゃないですか?」

「変るよ、変態は趣味だけど、痴漢は犯罪だよ」







閑話休題

どうも、昔、上野さんに

ファン・レターを送ったことがあると

思います。

でも、やはり差別には逆差別も

あるだろうからと……。

今も、自分が差別していないか、

自分の頭できちんと考えたいと

思っております……。

自分を失ってまで、

差別をなくしたいと思ったら、

別の問題が発生するだろうと考えます。

--マインド・コントロールなど、

気色の悪いことをしようとうする

人たちもいますね……。

気をつけてください……。












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