磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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文春新書580 戦争遺産探訪日本編

2007年09月09日 | 読書日記など
『文春新書580 戦争遺産探訪日本編』
    竹内正浩・著/文藝春秋2007年

泉谷しげるの歌に「♪鉄かぶとを自慢する人たちと乗りにくい行進曲にのって……」というのがありました。「♪あきない程度にしておきな!」というのを思い出しました。



「あとがき」で著者は書いています。下「」引用。

「本書は、「戦争遺跡」探訪を通じて、平和について学びましょうと呼びかける本ではない。かつて私も、いわゆる「戦争遺跡」本を読んでいたことがあった。しかし次第に、この種の本の底に流れる窮屈さがイヤになった。こうした本には、思想や感じ方まで強制される雰囲気が漂っていたように思えたからである。」

思想や感じ方まで強制される必要はないというのなら、逆の思想にも染まっていて欲しくないとも思います。

「戦争遺跡」という人たちは、もう戦争をしない、させない人たちが使われる言葉なのだろう。

それがイヤで、「戦争遺産」などという方の思想や、感じ方はいかなるものか……。

まず、広島の原爆ドームというものはなかった。

沖縄の悲惨なものなどはない……。

被害者のことは書かないという無責任なものが自由としたら、そんな社会は破綻して当たり前だろう。

現実に、平和といわれる時でも、被害者のことは考えない社会。それが日本!

--「公害と原発のあるところに民主主義はない!」

原発の近くで癌患者が多発していると書く本などもあるが、どうなっていることやら……。

自分たちの都合のいいことしか思わないとしたら、いずれどん詰まりがくる……。

エリートたちが、改革だ! 日本をよくする!

そういってやったことは、格差社会をつくり、彼らの思い通りの社会にしようとする……。

しかし、そんなご都合主義が通るものなら、誰も苦労しないだろう……。

あの大戦中の大本営の出鱈目さを繰り返そうとするのか?

それを継ぐ者たちが、沖縄戦での民間人自決はなかったなどとまで……。

他のところでも、もっともっと無責任なことを彼らはやってきたんだ!

エリートたちは、庶民をずっと食い物にしてきた。

「戦争遺産」を活用して、新たな戦争など起こなさいで欲しいものですね。










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