磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

自分らしく生きるために 4 女性に対する暴力 続

2010年07月29日 | 読書日記など
『自分らしく生きるために 4 女性に対する暴力 続』
   東京女性財団・編/東京女性財団2000年

共同刊行:東京ウィメンズプラザ相談室



「はじめに」に書かれてあります。下「」引用。

「東京ウィメンズプラザ相談室では、女性が抱える悩みを受けとめ、問題解決にむけた必要情報を提供するとともに、相談者と共に考え、自らが問題解決の糸口を見いだしているよう支援を続けています。-略-ここに、今年度相談室に寄せられた「女性に対する暴力」の問題を、相談事例集としてまとめました。より多くの都民の方々に問題を理解していただくとともに、女性たちが、個を大切に生きるための参考情報としていただければ幸いです。-略-」

「ドメスティックバイオレンス事例」がいくつか掲載されています。
--うつ病になっている人、癒されない人……。

寄せられた相談事例。
・ドメスティックバイオレンス
・身内の心配をする事例
・セクシュアル・ハラスメント
・レイプ
・加害者からの相談 下「」引用。

「30代男性、いらいらしてきて妻の顔を殴ってしまいます。特に最近は、お酒が入ると手近にあるもので殴るなどの暴力を振るってしまいます。その結果、妻は仕事に行けず、経済的にも苦しく、口論も増えました。暴力を振るった後、1週間ぐらい鬱状態になります。医療機関に行った方がよいでしょうか。」

「キャンパスにおけるセクシュアル・ハラスメントをなくすために」国際基督教大学牧師/大学人権相談員 伏井眞紀(ふくいまき)・著。下「」引用。

「国際基督教大学で、1998年秋に人権相談員として任命され、翌年にキャンパス・セクシュアル・ハラスメントのガイドラインを抜粋したパンフレットを作製していよいよ活動が始まりました。そこでまず私の元に届いた学生や教職員の反応は二つに分かれました。一つは「ICUのようなインターナショナルなキリスト教大学でセクシュアル・ハラスメントなどあるはずがない」というセクシュアル・ハラスメントの存在を否定する反応。もう一つは、セクシュアル・ハラスメントがあることは知っているが「ガイドラインができても何も変わらないだろう」という悲観的反応でした。職員の中には、セクシュアル・ハラスメントなどの人権相談窓口の設置を揶揄(やゆ)する声からありました。-略-キャンパスにおけるセクシュアル・ハラスメント相談は、このようないくつもの制度化された暴力によって見えにくくなっているのが現状です。この事の解決は、ガイドラインや相談員をおくこと以上に、キャンパスという小さな社会の各構成員が、「性的暴力」と「制度化された暴力」を認識し、理解することによってもたらされるものであると思います。」








Index

もくじ

もくじ

目次



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。