核戦争のもらたすもの
カラー46分
「私たちは知っていることを伝えなければならない。」
と書かれてあります。
「(人間が真理を探究して知識に到達したんですけれど、こんな原爆症というものの発生に使われたということに対してですね。一体誰が責任を負うべきでしょうかね。軍が悪いとか政治家が悪いとか指導者が悪いといっても、結局、我々が責任を負わなければならんことです。原爆でつぎつぎに死んで言った人たちを見た私たちとしては、人間の未来のためにも、それを語る義務があると思うんです。そして、そこに居ったひとり被爆医師としてですね。ぜんぜんカルテにも書いていない患者。治療法、あるいは治療さえしなかった人、いや病院にさえ来なかった、道で倒れた、畑で倒れた人たちのことを、私たちはどう伝えるべきでしょうかねぇ。しかし私は、その人たちの声、その人たちのうめき声を絶対に人々を伝えて、明日の人間の姿を指し示すべきだと思っているんです。
今の核の装備、明日の核の装備に対する警告にしては小さいけれど、警告をせざるを得ないわけです。
被爆医師 秋月辰一郎氏の証言」
この秋月辰一郎を主人公にしたアニメが製作中だそうです。
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広島・長崎の被爆者は口をそろえて。
「私たちが一番残念に思うことは原子爆弾が私たちの上に落とされた“あの時”のことではありません。現在に至ってもなお、核兵器がつくられていることです。」
原子爆弾被爆の体験は決して過去のものではない。核兵器が巨大化、高性能化した今日であればこそ、その事実を日本の全ての人に、世界の全ての人に、知ってもらう必要がある。広島市と長崎市がこの映画を企画した意図もそこにあった。
地理的破壊力・それによって人間生活の基盤である社会そのものを奪った事実・瞬間・大量の殺傷・人体を長期にわたって苦しめつづける放射線傷害これら一つ一つの事実と総合的被害の実相は、今日あるいは明日の核戦争への警告である。
このビデオは、科学者たちの報告を集大成した書物「広島・長崎の原爆災害」(岩波書店)に基づき、あくまでも科学的な視点から、原子爆弾被爆の総合像を描いた記録映画のビデオ版である。
企画/広島市・長崎市
製作・発売/(株)岩波映画製作所
文部省特選
教育映画祭最優秀作品賞
優秀映画鑑賞会推薦
日本紹介映画コンクール金賞
制作1982年3月
原爆乙女として渡米。
手術39回。
幼稚園職員。
郵便職員。配達中に被爆。
【空白の地図】
・誰が住んでいたかわからない。
【秋月辰一郎】
・被爆医師 内科医
・20数年たって、復元地図をつくるのに、
秋月も携わっているという。
・手紙を書いて出して返事をもらったりしている。
・病院も焼けた。
・手術をしたくとも道具がなかった。
・薬は痛み止めぐらいしなかったという。
・1週間、原子爆弾ときくがわからなかったという。
・はじめは赤痢と思っていた。
【城山小学校】
・半数の消息がまだわからない。
・学籍簿、地図、全てを失ってしまった。
【広島の平和公園】
・昔は繁華街だった。
・この街の住民の写真、半数集まった。
・数字を確定する資料は今ではないという。
【放射能】
・若い組織を放射能は傷つける。大腸など。
・そして若い人に影響が大きかった。
・病気について説明されていた。
・正田篠枝の詩が紹介されていた。
【寝た切り老人】
・介護されている様子が映し出されていた。
【原爆小頭症】
・母はガンで死亡。
【寝た切り女性】
・車椅子で若い人たちに平和を訴える。
【ローマ法王】
・長崎で「世界平和を訴える」
広島の地図復元
『長崎原爆記 被爆医師の証言』も紹介しております。
◆この映画はインターットでも視聴可能です。
平和データベース
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原爆記録映画完成シナリオ
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