磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

週刊文春 2011年11月17日号

2012年02月10日 | 読書日記など
『週刊文春 2011年11月17日号』
   島田真・編/文芸春秋2011年

特集名 橋下徹の「逆襲」!石原伸晃幹事長 自民市議団を裏切った 地元が猛抗議!



【モノクロ口絵】彼女たちのフクシマ。下「」引用。

「あの日以来、すべてが変わってしまった町に生きる」
「見えないし、匂いもない。でも、確実に存在する。福島第一原発の事故以来、町は放射能の不安に包まれている。フクシマに暮らす彼女たちが今、想うこと--。」

「海に入れないのが一番大きく変わったこと」 下「」引用。

「中3で受験勉強中です。将来は幼稚園の先生になりいたです。地震以来いつでも避難できるように、学校の登下校はジャージになりました。ジャージは楽なので好きです」-略-まだ町のいろいろなところが壊れたままです」-略-」

「いわき市平 0.16μSv/h 「怒ったところで国や県は何もしてくれない」」妊婦さん。下「」引用。

「予定日は来年の1月8日。水と食生活には気を遣っています。子供がいて県外に出られる人はみんな出しまって友達も減ってしまった。周りには反原発のデモをしている人もいるけど私には怒るほど知識もないし、怒ったところで国や県は何もしてくれない。せめて、放射線の検査を無料にして欲しいです。出産後もここに残るはわかりません。フクシマは自然が良くて野菜が美味しくて海がいいのに、その全部がなければいる意味がありません」

「蓮池透が警告! 東京電力まだ続く“ペテンの流儀”」 下「」引用。

「福島第一原発2号機で放射性キセノンが検出された問題について、東京電力は十一月二日に緊急記者会見を開き、「一時的な臨界が発生した可能性がある」と発表。とろこが翌日、「キュウリウムなどによる自発核分裂であり、臨界ではない」と訂正し、大きな問題ではないとした。だが、かつて福島第一原発の保守管理者だった蓮池透氏は、こうした東電の姿勢に警鐘を鳴らす。-略-本来ならば、「自発核分裂ですから、キセノンは大量には出ない。しかし、自発核分裂によって出た中性子が、臨界に至る核分裂の火種になる可能性はゼロと言えません。ですから徹底的にホウ酸水を入れます」などと説明しなければならないはずです。
 報道などでは「定期検査などによる原子炉停止中にも、自発核分裂は起きている」と説明されています。確かにその通りですが、それが安全なのは、あくまでも正常な原子炉の場合。発生した中性子を制御棒が吸い取り、核反応には至らないようコントロールできるから、自発核分裂が発生しても大丈夫です。しかかし、2号機はその制御棒が溶け落ち、制御不能の状態にある。-略-実際、現在も2号機は約七十℃前後です。それでも自発核分裂が発生し、キセノンが発生している。正常な状態ではないことが明らかです。
「自発核分裂だから大きな問題はない」--東電がこうしたペテンとも言える説明を繰り返すたびに、国民の疑いは増すばかりです。東電にはただただ、現在起こっていることを、きちんと国民に伝えてほしい。そこからしか、本当の事故処理は始まりません。」

index

後方【モノクロ口絵】原発を枕に寝た夜
「原子力空母「ジョージ・ワシントン」潜入1泊2日」








index

INDEX

INDEX



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。