磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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戦争を起こさないための20の法則

2009年09月08日 | 読書日記など
『戦争を起こさないための20の法則』
   鎌田慧・監修/ピースボート・編/ポプラ社2003年

図書館の説明文。下「」引用。

「平和をねがって、これだけは、いま、私が語っておきたい! ピースボート出航20周年集会「戦争を起こさないための20の法則」での講演者20人の発言をまとめたもの。小林カツ代、前田哲男、ガブリエル・テティアラヒほか。」



「監修者のことば--なんで戦争はいけないの?」鎌田慧・著。下「」引用。

「「なんで戦争はいけないの?」と題する、連載コラムに寄稿してほしい、と女性週刊誌から注文を受けた。
 六百字ほどのものだが、「戦争とはウソで固められた大量殺人だから」という趣旨の原稿を書いて送ったところめ、担当者から、到着を知らせるメールがはいった。
 そこには、「戦争、べつにいていじゃないの」式の原稿がこれまで多かったので、ありがたかった、と書かれてあった。-略-」

あきれたものですね……。空いた口がふさがりません……。

戦争プロパガンダ……。下「」引用。

「いま「北朝鮮」に、日本を攻撃するどんな理由と利益があるというのか。
 その国の指導者を異常な人間に仕立てて、軽蔑と憎悪と恐怖を拡大して、危機意識をつくりだすのは、戦争プロパガンダの第一章である。」

小林よしのりは戦争プロパガンダ……。下「」引用。

「小林よしのり氏の、「戦争論」などのように、特攻隊を美化し、「公」とは「国」のことなのだ、祖国のために死ぬ覚悟のない現代のひとびとなど「私民」にずきない、と戦争プロパガンダをかますのが横行しはじめた。若ものを戦争に駆りたてる戦争賛美のまんがだ。-略-
 戦争は汚く、卑怯で、嘘つきで、残虐で、およそ人間のおこなうべきものではない。」

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「植民地支配を終わらせる」ガブリエル・テティアラヒ。下「」引用。

「私の生れは仏領ポリネシア、植民地です。私は一九七五年にタヒチを出てフランスのボルドー大学で十年間勉強しました。一九七五年当時、すでにムルロア環礁、ファンガタウファ環礁地域においてフランスの核実験がはじまっていました。一九六六年から一九九六年の間に、百九十八の核爆弾がポリネシア海域で爆発しています。-略-」

ガブリエルは日本をアメリカの植民地と事実をいう。下「」引用。

「残念なことに、日本はすでにアメリカの植民地の一部です。沖縄や、東京周辺など各地に米軍基地があります。-略-」

「戦争プロパガンダ」 下「」引用。

「最近の十数年をみるだけでも、湾岸戦争、アフガン攻撃、そしてイラク侵攻がまさしくそうです 。「戦争プロパガンダ」です。しかし、マスコミはけっして、「平和のためにあいつを殺せ」とはいわないのですね。ただ、「あいつは悪いやつだ」ということを、これでもか、これでもか、といいつづける。その人物はあるいは悪いやつかもしれない。しかし、あいつは悪いやつだ、殺してもいい、という政治家こそが本当に悪いやつだ、と新聞はけっして書かないのです。」

長崎と原子力船「むつ」 下「」引用。

「長崎は被爆地で、原子力船が入港することなどぜったいに認められないんですね。でも、政府や自民党は「新幹線をつくるから」とか「佐世保重工業の救済になる」とか「労働者の仕事がふえる」とかいうんですね。-略-」

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WHOやIMF……、佐久間智子。下「」引用。

「しかし、世界に平和と繁栄をもたらすはずの世界銀行、IMFやWHOが、実際には、私たちから生命と尊厳の根底を成している食糧や水、生業(なりわい)を奪い、さらに、これまで国家から保障されていた教育や医療、福祉などへのアクセスを奪っているということが次第に明らかになってきました。」

WTOルール。下「」引用。

「そのような製薬会社と、その権益を守ろうとする北の政府やWTOルールによって、今もアフリカではたくさんの人が亡くなり、たくさんの孤児が新たに生まれているわけです。-略-」

「メディアのサポートなしには戦争は起こらない」

道徳副教材『心のノート』が法律的にも問題であるという。

横暴な法律によって、テロリズムは生まれるという……。下「」引用。

「テロリズムを生む土壌になっている横暴な法律を変えて、教育のレベルを充実させることに費やされるべきである。」

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