磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

原子爆弾 広島・長崎の写真と記録

2007年02月16日 | 読書日記など
『原子爆弾 広島・長崎の写真と記録』
   仁科記念財団編纂/光風社書店s48年

当時で一万円の本です。
分厚い本です。



写真番号119 サトイモの葉 斑入り
写真番号121 短い彼岸花
白黒ですが、上の写真がありました。
原爆でも、このようなことがあった証拠ですね。

こんな手記もありました。下「」引用。

「 〔参考〕8月14〜17日の間について,山科清の手記がある。
 8月14日 われわれ第1次調査班の要請に基き軍医学校レントゲン教官御園生圭輔少佐,理研村地孝一,木村一治,玉木英彦所員が放射線研究班として,来広せられた。この日私が解剖屍より採取した骨及歯に就てガイガ
ー測定器(実際はローリッツェソ検電器)により放射能を検査された結果,自然状態に於ける放射能の程度に比して,最高約10倍の強度の存在を認めたとのことと,その後放射能研究班が放射能が日と共に減少することから,いち早くかの「トルーマン」の60年不毛説をくつがえす発表をしたことが強く頭に残っている。」

長崎医科大学学長の調来助教授の文章もありました。

そこには、永井隆博士が朝の祈りをされていることも書かれてありました。下「」引用。

「翌8月10日、晴れ渡って一片の雲もない。昨日に引きかえてあたりは静まりかえっている。永井君たちは朝まだほのぐらいうちにら起き出て、東方に向い整列して朝の行事をはじめた。毎朝やるものとみえて全員一斉に声も揃い神々しい気がする。それがすむと永井君は先頭に隊伍を整えて薬専の横穴壕へ向って出かけた。」


ドイツ重水素についても書かれてありました。下「」引用。

「ドイツは重い水素(原子量2の水素)を使う目的を以て、ノールウェーで重水を沢山つくっておったが、英国がこれを探知して工場を爆破したということである。」

それから、当時、理事長をしていた朝永振一郎博士が呼びかけておられます。下「」引用。

「お願い

 本書出版に当っては、各方面の原資料を参照し、記録写真の蒐集にも万全を期したつもりですが、なお未見の資料、写真も幾多あろうかと思います。
 本財団としても、今後とも原爆被災資料の確認・蒐集につとめたいと考えますので大方の御協力をお願いする次第です。御連絡下されば幸甚です。」










目 次





エンタメ@BlogRanking



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。