磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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津和野の殉教者物語 乙女峠

2007年02月16日 | 読書日記など
『津和野の殉教者物語 乙女峠』
    永井隆・著/中央出版社s27年、s55年16刷

この本は切支丹の話です。
浦上は、信仰の地だったのです……。




表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「幕末禁教の時、長崎キリシタン流配の地津和野、信仰の鮮血にいろどられた長崎から津和野をつづる。原爆の聖者、永井隆の流麗な随想記、信仰の記録の数編。
     表紙1・4の写真提供 グラハム・マクドナルド師
                  表紙装禎 山野良一」


ボクが読んだ切支丹もので一番よかったと思います。

昔から、日本はいじめ社会ですね。

いじめたら、願いが叶うなんてことはないのに……。


      目   次

奉 教 人 の 種……………………………………3
嵐…………………………………………………………17
“旅  の  話”……………………………………35
少年祐次郎の死…………………………………………59
赤 い ば ら…………………………………………71


日本中だけでなく、世界中という方もいますが、どこへ行っても同じ景色。

安上がりに仕上げるために、そうなったという。


そんな没個性が、いじめ社会につながっていったという方もいますね……。

今では世界中が拝金主義という病気で重篤ですね……。


永井隆博士は、浦上は三度、荒野になったことがあると書いていますが……。

我々の心の中は荒野になってしまっているのではないでしょうか……。

そんな思いで、この本を読むと大変、勇気づけられる本です。

といっても、私がカトリック教徒になることは100%ないと思いますが……。

宗教も人がやっているものなら、よい所は信仰がなくとも理解できるというものだと私は思います……。



永井隆博士は、浦上人と書いておられます……。

伝統と歴史を大切にする京都人……。

東京の人たちより、幸せのような気がボクはします……。

政治家で、そんことを大切にしろ! という方もいますね。

でも、彼らは伝統や歴史を重んじてなんていない方が多いです……。

伝統や歴史は利用なんてできるものではないとボクには思えてならない。


ラストの文章がスガスガしかった……。

永井博士の最後の作品……。


【目次】

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