磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核の大地-チェルノブイリ、そして汚染の世界を行く-

2008年08月13日 | 読書日記など
『核の大地-チェルノブイリ、そして汚染の世界を行く-』
   広河隆一・著/講談社1990年

写真集といっていいかと思います。
--チェルノブイリだけでなく、世界各地の核関連のところへ行かれています。



■目 次■
生きのびるために--
1 Chernobyl チェルノブイリ  5
 放射能に覆われた大地と人々
2 Eutope・America ヨーロッパ・アメリカ  49
 隠された被災地
3 Japan 日本  99
 核の平和利用の行方
  取材記録ノート  116
  あとがき  118

ウクライナ共和国でも、牧舎の牛乳が放射能汚染で飲めなかったという。

白血病が多く入院しているという。下「」引用。

「白ロシアのミンスク第一病院の小児科血液センターには、白血病の子供たちが多く入院している。治療、検査機器の不足が目立つ。」

障害のある家畜が産まれたという。下「」引用。

「ウクライナのナロジチ地区のコルホーズでは、1988年に目の見えない豚が30頭のほか、障害のある牛が多く産まれ、すぐ死んだ。」

医師や看護婦が逃げ出しという。下「」引用。

「ロシア共和国のノブジコフ市の小児総合病院のアトロシェンコ・ルドミラ院長(女性)は、このように語った。--この地区で一番大きな問題は何ですか?
「医師が逃げて行くことです。医療技術者も看護婦もです。特に今年になってどんどん辞めていくのです。こうしたことは86年に始りました。それ以来90年7月までに辞めた医師の総数は22人です。さらに2人の医師が辞めることになっているので、残りは9人だけになってしまいます。だから今は仕事が非常に大変なのです」-略-」

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「ネバダの核の風下で死者たちの証言」、「核の再処理工場プルトニウムの恐怖」(ウィンズゲール核再処理工場)、やクリスマスの実験で被爆した兵士たちなどの写真と記事がありました。

TMIと統計……。下「」引用。

「メアリー・オズボーンたちの民間の調査によって、スルーマイル周辺に7、8倍のガン発生率があるということが明らかになった後、政府と企業はペンシルベニア州政府の調査機関を派遣した。指導したのは日系人のトクハタ博士である。そして結果が発表された。スリーマイル島周辺のガン発生率は全米平均と変わりないという内容だった。人口が水増しされ、統計に手が加えられたのだった。」

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チェルノブイリ事故のときも同様でしたね……。

チェルノブイリから広島へ

また、ヒロシマやナガサキでも同様でした……。

さらに、劣化ウラン弾でも同様ですね……。

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