磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原子力との共存  -今日の課題と未来への展望-

2008年09月03日 | 読書日記など
『原子力との共存
  -今日の課題と未来への展望-』
     崎川範行・著/本郷出版社1978年

原爆投下前にも、もう日本でも原爆小説が書かれていたようです。
--原爆のことを多くの人が知っていても不思議ではありませんね……。




『新青年』という雑誌に原爆小説があったという。
タイトルなどもわからないというので。
検索してみると。下「」引用。

「桑港けしとぶ 昭和19年(1944年)に雑誌『新青年』に掲載された原爆投下シミュレーションSF小説。」【goo wikipedia】より。

さらに検索。下「」引用。

「立川賢「桑港けしとぶ」がそうですね。「桑港」はサンフランシスコ。-略-
1944年の「新青年」では、守友恒「無限爆弾」(9月号)、海野十三「諜報中継局」(12月号)が原爆を扱ってます。海野は昭和2年3月号掲載「遺言放送」で、原爆開発をすでに話題にしています。」「モリオカ三行日記(ブログ)コメント欄」より

さらに検索してみると、「遺言放送」ではなく、「遺言状放送」のようです。

index

キュリー夫人が指の火傷がなかなか治らなかったことが書かれあり、夫のピェール・キュリーは、わざと自らの皮膚に火傷をおこせて、ラジウムのエネルギーの強さを証明したという。

その娘夫婦が原子核を破壊。下「」引用。

「ジョリオ・キュリー夫妻は一九三二年にポロニウムから出るエネルギーの高いアルファ粒子を弾丸にして、いろいろな元素の原子核を破壊しようと試みました。その結果、窒素とかナトリウムといった原子番号の低い軽元素には成功しまして、原子核が破壊されて、別の原子ができるということがわかったのです。」

フェルミのことも書かれてありました。
--フェルミたちは学課長のコルビーノに「すくざま連名で特許をとれ」といわれる。
--そして、アメリカで原爆のための原子炉、石墨を中性子の減速材に使用。
戦後、ローマ大学の学者たちは、連名でアメリカ政府に対して、特許侵害を訴え、1,000万ドルの特許料を要求したという話があるという……。

水虫治療にX線を使ったことも書かれてありました。下「」引用。

「ところでその後、私はこの話を稲田竜吉先生にしたのです。稲田博士はワイル氏の病原体発見などで有名な医学者なのですが、先生は私の話にみるみる血相を変えはじめ、怒り出されたのです。
「水虫ぐいらにX線を使うなんてとんでもない話だ。今までに自分の水虫にX線で治そうと試みて火傷障害を起こし、手や足を切断した医師が何人いるかわからない。手足を失うくらいならば、水虫なんかあったってどういうことはないだろう」
 その言葉を聞いて、私は何か慄然としたものでした。」

原発は、これよりも愚かなことだとボクは思います……。

原子力との共存は不可能であり、そして不必要なものでさえあり、破滅への道でもあるというのが事実……。











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