磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原水爆禁止世界大会大会の記録1984

2008年09月03日 | 読書日記など
『原水爆禁止世界大会大会の記録1984』
   原水爆禁止1984年世界大会準備委員会/
     原水爆禁止1984年世界大会準備委員会1984年

世界大会というだけあって、いろいろな国からの出席があったようです。
--このような人たちは、おそらくネットでも活動されている人がおられることでしょう……。
現在、こういうことがあれば、URLがつけられていることでしょうね。




「開会の挨拶」を山口勇子(日本原水協代表理事)が書かれています。下「」引用。

「-略-アメリカ本国だけは核攻撃を免れるといういわる“聖域”としながら、アジアやヨーロッパなどで「限定核戦争」をおこなう計画は、具体的段階へと突入しました。-略-
 これらの運動をさらにひろげ、世界中の友と腕を組んで、核兵器廃絶を実現しましょう。核兵器を作ったのも人間であり、それを廃絶できるのも人間であることを心に刻み、この地球上から核兵器をなくすために、力を合わせましょう。
 この国際会議の熱心な討論と、広島大会、長崎のひろばの成功を期待して、開会のあいさつといたします。」

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まず、分析でしょうね。現状把握……。
それができていないとボクには思えます……。
--多くの運動でも、それができていない感情的なものが多い。
もちろん、感情も大切ですが……。


アンソニー・グァリスコ(国際被ばく兵士同盟)の記事の一部。下「」引用。

「 今日、アメリカでは、核兵器は生き残ることができ、中性子爆弾は人間を殺傷するだけで建物は破壊しないということを国務長官や大統領が我々に宣伝することから、いかにして我々自身を防護するということが、問題となっています。
 今日では、こうした新しい批判の動きがあちらこちらで既に生じています。最近数年間のあいだに、世界中のほとんど全ての国々で、核戦争を防ぐために献身する大きな良く組織された公的な諸グループが生まれてきています。全ての核兵器の爆発は禁止されるべきであるというメッセージを草の根から政府の政策決定者たちに伝えるネットワークが存在しており、これ以上新しい緒グループを必要としないほどです。」

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持つだけでも問題があるということも理解してもらいたい。

-- ミシェル・シボ(フランス・コミテ広島・長崎)」
ピカソも反核を支持しているという。
■具体的な提案をいろいろしている。
例 : 広場・公園・通りに広島・長崎と名づける。又は、記念物を設置する。

絵を売るために、きれいごとを言っていたわけではないピカソ!
--芸術も行動がともなわないと虚しいものに思える……。
他では戦争をすすめようとする人たちと組んでいては、信用できるわけがありませんね……。

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「世界大会報告」安斎育郎(準備委員会運営委員会起草委員会委員長)・著。
--政府と平和を願う人たちの行動はちがう。
日本政府の防衛という名の戦争推進を非難。
例 : トマホーク。スタージョン級原潜ドラム号の寄港に抗議。

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谷口稜曄(長崎原爆青年乙女の会)が記事が掲載されている。下「」引用。

「皆さん、私達のような人間を再び作らない為に、私達を最後の被爆者とし、又長崎を最後の被爆地とする為に、団結しましょう。核兵器を廃絶させ、被爆者援護法を制定させる為に頑張ろうではありませんか。私もいてきてるかぎり、動けるかぎり頑張ります。」

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「閉会の挨拶」 山口仙二(長崎原爆被災者協議会会長)・著。下「」引用。

「-略-海外代表のみなさん。
 あなたの国から核戦争を起こさせないために闘って下さい。
 日本代表のみなさん、私たちは非核三原則を日本政府にきびしく守らせ、日本から核兵器が発射されないよう全力をつくしましょう。
 これをもって長崎のひろばを閉会します。大変ごくろうさまでした。」

フラービォ・ブラーボ(キューバ共和国人民政府国民議会議長)の呼びかけ。下「」引用。
「-略-キューバ国会の議員である我々は、核による大虐殺を防止するために、平和を愛する全ての勢力が、思想・宗教・文化・民族の違いを越えて団結することを呼びかけます。
 私たちは、平和、そして人類の神聖かつ譲ることのできない権利のために闘う世界の全ての進歩勢力に支援されたこの大会の成功を確信しています。」

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今の時代なら、ネットでもっと詳しく世界に発信できるような気がします。
また、ビデオ・レターなどもつけることもできますね。

このような大会の力も忘れてほしくないものです。

しかし、一番は、やはり人々の力でしょう。
--ベトナム戦争が止められたのは、やはりジョン・レノンたちが人々の力を信じたからでしょう。
ジョン・レノンのように、ええ格好したらええ! そういうセレブの勘違い野郎たちもいますが……。








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