磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原爆児童文学集8 虹

2006年04月17日 | 読書日記など
『原爆児童文学集8 虹』
   早船ちよ・作/太田大八・絵/汐文社1985年

早船ちよは、吉永小百合主演映画の『キューポラのある街
の原作を書かれた方のようです。



僕には理解できないことが結構あった作品でした。

ダイ・インというのが出てきますが、
外国の人がよくしているダイ・インと違和感がありました。
「1.戦争の防止または戦争への強い反対
2.存在する矛盾への注意喚起
3.致命的な技術への反対の表明」
と、ダイ・イン『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
このようなものが、ダイ・インと僕は思っていました。

広島で原爆投下時に虹が見えたという。下「」引用。

「道路の左がわ、ま南の空に、入道雲がむくむくとわきあがる。--と、みるみる、雲はピンク色にそまり、ホワイトがかかったオレンジにかがやき、やがてホワイト、くすんだ黄色にかわる。
--やあ、きれいな虹。でっかい虹じゃ!
--絵のようじゃ! ヒロシマの空は。
子どもたちは、あっけにとられてながめている。--空いっぱいの虹。
くすんだ黄色の雲の下から、むくむくと茶黒(ちゃぐろ)い入道雲がふくれあがる。
ず、ず、ずしーんと地ひびきがした。」

事実なのか? 創作なのか? 創作としたらなぜ?
キューポラと関係があるのでしょうか?

他の箇所でも原爆投下時に、虹が見えたと書かれてあります。
でも、見えたという本人にも事実だったかどうかわからないという。

黒い雨を見て、子どもがうれしそうにするのも、
理解できませんでした。
ガソリンのような、コールタールのような雨なのに?
被爆して致命的なケガをしたわけでもないのに……。
理解できませんでした。

【追加2006年5月2日】原爆が一瞬、虹色に見えたという証言や、
被曝者がかかれた絵があります。

核実験の時などには見えないのですが、
どうしてなのでしょうか?

疑問がまだ残ります。


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