磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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新潮文庫 たそがれゆく日米同盟 ニッポンFSXを撃て

2007年11月19日 | 読書日記など
『新潮文庫 たそがれゆく日米同盟
   ニッポンFSXを撃て』
       手嶋龍一・著/新潮社2007年

NHKでよくお目にかかる著者ですね。NHKの方ですし……。下「」引用。

「FSXをめぐる日本の軋轢を扱ったこのノンフィクション作品は、事件と同時進行の形で書き進められた。そして筆を擱(お)いたとき、冷たい戦争はその幕をようやくおろそうとしていた。」



著者は若き日(21歳)に周恩来に会い、周恩来はこう話したという。下「」引用。

「だが、毛沢東主席がワシントンの地を訪れるわけではない。アメリカの大統領が、いいですか、ニクソンさんが、北京の扉を叩いたのですよ。どうかその事実をお忘れなく--。中国の人民は、時に武器をとって、また時にはテーブルに着いて戦ってきたのです」

外交とはこういうものだということでしょう。

その時アメリカは名誉ある撤退を求めていたという。
--アメリカはベトナム戦争に負けたのだ……。

そして、その時の中国は、もはやソ連のオマケではなくなっていた……。下「」引用。

「中ソ関係の悪化が表面化した六○年代に入ると、ソ連は中国に派遣していた軍事技術者の一斉引き上げを断行した。だが、この証言からも明らかなように、最深部で不協和音が出ていた五○年代末には、すでに軍事技術の交流が滞り始めていたのである。」

そして、日本でもこのことが起きてたけれど。
中国にはならず、属国の道を歩んでいったようである……。
……これにも小沢一郎が大きな働きをしたようである……。


三菱重工が日本ではFSX計画の主契約企業。

三菱のことがわりと出てきます。下「」引用。
 
「三菱長崎造船所が、日本海軍とともに歩み、戦艦「武蔵」の名によって記憶されるのと同様に、三菱名古屋航空機製作所は「零戦」零式艦上戦闘機を生んだ航空機メーカーとして、世界の航空史にその名をとどめている。」

日本は血税からFSXの開発をしようとしたが、アメリカがそれを止めにかかる。
共同開発へとなるが、それも三菱とリビアの関係をとってとりくずしていく……。

そして、さらに歴史は動き、アフガンはもうほとんどタリバンのものになり、イラクも傀儡政権に対する信用はないという。

イラクにいた米兵は、もし反対の立場なら、米軍に銃を向けているだろうという……。

そして、さらにデモクラシーNOWでは、イラク戦争の退役将校がこの戦争は間違っていると非難をしていた……。

ジョン・バティスト退役陸軍少将、イラク戦争反対を唱えCBSニュースを解雇される


そんななか、防衛省の問題は守屋武昌前防衛事務次官の問題が話題となっている。

日本は独立国として、中国のように自立できるのだろうか?

そして、こんなニュースがありました。

誰が大空を制するか

F-2 (支援戦闘機)【goo Wikipedia】


米新兵器・テロには効果なし【NHK BS1 2007年11月20日】






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