磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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戦争中毒-アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由-

2010年12月03日 | 読書日記など
『戦争中毒-アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由-』
   ジョエル・アンドレアス(著)/
     きくちゆみ(監訳)/合同出版2002年

原書名 Addicted to war 原著改訂版の翻訳
訳:グローバルピースキャンペーン有志

マンガで表現してある本です。



アメリカ同様だった日本。下「」引用。

「アメリカ同様、かつて日本もこの「戦争中毒」に冒されたことがあり、その結末はご承知のように恐ろしいものでした。この恐怖は日本人の間に反戦の伝統を高めることになり、その活動の歴史は世界中の人びとへのすばらしい手本となっています。」

--連邦政府(自由裁量)予算2002年度。
軍事費50.5%、教育予算8%。

テオドール・ルーズベルト。下「」引用。

「吾輩はどんな戦争であれ、たいていは大歓迎だ。この国には戦争が必要だと考える。」

キューバとフィリピン。下「」引用。

「そのつぎの年、キューバやフィリピンなどいくつかのスペイン領植民地を狙って、アメリカはスペインに宣戦布告した。その時すでに、キューバでもフィリピンでも、反乱軍が独立を求めて立ち上がっていて、スペインはいまにも負けそうな状態だった。アメリカ政府は反乱軍側につくと宣言し、スペインはすぐに降伏した。しかし、アメリカは、戦後もそれの土地から離れるつもりはないことを明らかにした。」

フィリピン人はアメリカとも戦った。下「」引用。

「フィリピン人は、ちょうどかれらがスペイン人と戦った時のように、このあらたな侵略者と戦った。-略-」

ウィルソン大統領、第一次大戦。下「」引用。

「でも、ウィルソン大統領の本当の目的は、アメリカも戦利品の分け前をちゃんといただくってことだったの。」

第二次大戦とアメリカの野心。下「」引用。

「第2次世界大戦の間、何百万人ものアメリカ人の若者が、ドイツのファシズムや日本の帝国主義と戦うために軍隊に入った。しかし、ワシントンで作戦を練っていた人びとの目的は、そんなきれいごとではなかった。アメリカはアメリカで自ら大帝国となる野心を持っていたのだ。」

イラクを罠にはめたアメリカ。下「」引用。

「“クウェートとの国境紛争についてアメリカ政府はあなたに意見を言う立場にはない”-略-
この発言は、1990年7月、アメリカ大使エープリル・グラスピーのサダム・フセインの大統領に対するもの。“国務長官ジェームズ・ベーカーが政府の報道官にこの点を強調するように指示している”と付言している。」

クウェート侵攻後、豹変するアメリカ。下「」引用。

「そして、実際にイラクのクウェート侵攻が始まると、ブッシュ大統領は大々的な戦闘を準備し、平和的な解決の可能性をすべて排除してしまった。
 イラクは(面子を立てるくらいの意義しかなかったが)中東和平会議が開催されるなら、クウェートから撤退してもよいと提案したが、ブッシュ大統領は、それを即座に拒否した。」

テロとの戦争の本質。下「」引用。

「どっちの戦争屋も戦争を拡大させたくてうずうずしていたのさ。」

マーク・トゥエイン(反帝国主義物同盟副会長、1900年)。下「」引用。

「“アメリカがフィリピンを解放するのではなく、征服することが目的で戦争をしているのはわかっている。だから私は反帝国主義者なのだ。これ以上、侵略戦争を仕掛けることに私は断固反対する。…わがアメリカの優秀な若者たちが、汚れた旗の下、不名誉な銃士に成り下がって他国へ送り出されていくことに強い不快感を覚える。」

「もうけるのはだれだ?
支払うのはだれだ?
そして、死んでいくのはだれだ?
そのことを考えてみよう。
そして、あなたも何かできることをしょう。」

戦争中毒 アメリカが軍国主義を抜け出せない本当の理由









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