磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ジョン・ウェインはなぜ死んだか

2008年09月23日 | 読書日記など
『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』
   広瀬隆・著/文芸春秋1982年、1988年12刷

ジョン・ウェインはなぜ死んだか 新訂版』
   広瀬隆・著/文芸春秋1988年1刷

帯に書かれてあります。下「」引用。

「精緻な論証と推理で解明する衝撃の事実
不屈の男ビッグ・ジョンはガンとの凄絶な戦いに敗れた。
彼だけではない。ゲイリ・クーパーもロバート・テイラーもステーブ・マックィーンもヘンリィ・フォンダも、みんなガンに散った。いったい彼らに何が起こったのか…」

ジョン・ウェインと赤狩り……。下「」引用。

「ジョン・ウェインは、
「ハワード・ヒューズの作品におれが出演し、ユル・ブリンナーの代わりに蒙古の王様を演じたというのに、赤狩りで追放したはずのイングリット・バーグマンが戻って来て、またしても大事な賞を盗んで行きやがった」
 と嘆いたのだった。」

それにしてもガンで死亡している人が多すぎる……。
今では日本でもガン死は多いけれど、昔はそうじゃなかった……。

環境破壊する映画会社。下「」引用。

「ロケ隊は、まずスノウ・キャニオンに到着すると、その峡谷だけでなく、辺り一帯十数キロにわたって地形を変える作業に取りかかった。ハリウッドであらかじめ用意された素晴らしい図面とスケッチが何十枚も並べられ、これを見ながら、ブルドーザーが地面を正確に削り取ってゆき、トラクターが走りまわり、シナリオの上で邪魔になる樹木が焼き払われた。あちこちでダイナマイトを爆破させながら、彼らはスノウ・キャニオンの地形を一変させて行った。」

はじめはアトミック・ソルジャーではなかったようだ。下「」引用。

「ペントミック・ソルジャーとしてこの核実験に参加した兵士の数は、今日までにすでに二五万人にのぼっている。-略-ペンタゴンをのろった彼らはその名称からペンタゴンを剥ぎ取り、単に“アトミック・ソルジャー”として世に現われ、貴重な発言をするようになっていた。」

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ゲイリー・クーパーもジョン・ウェインも、死ぬ前にカトリックに改宗したという。

赤狩り中のレーガン(後に大統領)。下「」引用。

「レーガンはこの当時、三十六歳の若さで組合の委員長に選ばれていたが、赤狩り争議の最中、三十二口径のスミス・アンド・ウェッソンを持ち歩き、組合の会議にも、武装した数人のボディー・ガードを引き連れて乗りこむほど、映画界の対立は燃えあがっていた。」

レーガンの妻、ジェーン・ワイマンは『ジョニー・べリンダ』でアカデミー主演女優賞を獲得、その年離婚。











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