あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 248 平和式典 「オカネスキー! 今日はヒロシマの記念日だなあー」 「そのとおりで、ごじゃりゃんす」 「この世界は決して平和ではない。ひどいもの……」 「まったくでありんす。それなのに、暴力的な手段ではなく、我慢強く、平和を訴えてこられた被爆者の方たちは、素晴らしいでありんす」 「今年は、中国の大使館の人も参列されたようだなあー」 「よいことですね。戦争になれば、苦しむのは弱者でありんす」 「いや、それだけではない、良心が苦しむだろう……。罪のない子どもたちなどが殺されていくのだから……」 「良心のない人たちが、戦争を生み出していくでありんすね」 「そうだと思うよ。ロシアは三年前から参列しているそうだ」 「でも、アメリカは参列していないでありんす」 「日米同盟というのが、平和のための同盟でないことが、よくわかるね」 悲しい笑いをする……。 そのアメリカの世界戦略に組み込まれている日本。 いくら、きれいな言葉やイメージを投げ掛けられても、信用できない。 「いまだに、アメリカでは『原爆神話』をとなえている……」 「それは、日本人だけの不幸ではないことも、多くの国の人たちが理解しはじめているでありんす」 「そうだ、アメリカの人たちも、『原爆神話』がウソであることを知り始めている……」 「気がついたら、アメリカの人たちも苦しむことでありゃしゃんせ! アトミックソルジャーなどの被害者もいるでありんす!」 「そうだろうなあー。しかし、間違いは早めに気付いた方がいいと思うよ。それだけ被害が少なくてすむというものだから……」 編物をしているオカネスキー。 やはり、慣れた趣味は楽しい……。 「この八月に、原子力船が来たり、原潜が放射能漏れ事故が起きていたことが……」
人気blogランキングへ ありがとうございます。 |
最新の画像[もっと見る]
- いい音ってなんだろう-あるピアノ調律師、出会いと体験の人生- 12年前
- 音楽演奏の社会史-よみがえる過去の音楽- 12年前
- AERA ’12.7.16 12年前
- 週刊現代 2012-8-11 12年前
- AERA ’12.7.9 12年前
- 必ず来る!大震災を生き抜くための食事学-3・11東日本大震災あのとき、ほんとうに食べたかったもの- 12年前
- 僕のお父さんは東電の社員です-小中学生たちの白熱議論!3・11と働くことの意味- 12年前
- 日本の原爆-その開発と挫折の道程- 12年前
- エコノミスト-週刊エコノミスト- 2012-3/13 12年前
- エコノミスト-週刊エコノミスト- 2012-3/6 12年前