磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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初めて知った戦争の話-中学生の聞きがき-

2009年04月03日 | 読書日記など
『初めて知った戦争の話-中学生の聞きがき-』
   関豊、他・編/新興出版社1981年

このような本もきちんと残しておかないと……。
--ボクはそう思います。



「出版にあたって--まえがき」 下「」引用。

「東京・大泉中学校では、三年生が夏休みの国語科・社会科共同の宿題で「戦争の聞きがき」に取り組んだのですが、提出された作品のなかには、胸を打つような作品が数多くみられました。
 関係者のなかには、このままにしておくのは惜しい、もっと多くの人に紹介し、戦争ということを考えてもらう機会を設けたい、という気運がもり上ってきたのでした。-略-」

胸をうつかどうかは体験主義ですね……。できたら、ドイツのように歴史主義でみつめてほしい……。それが平和のためになるだろう……。

かんづめはじけた、東京大空襲……。下「」引用。

「さっそく学校へ行った父は、パンパーンと何かはじけている音を時おり耳にした。それをたどってゆくと……一つの教室いっぱいに積み重ねられたかんづめが、高温のため破裂しているのだった。「かんづめがはじけるだって?」思わず私は父に聞き返してしまった。よほどの高温であることは見当がつく。しかし、その次に「よく父は平気だったなぁ」と思った。そんな高温の中身が体にかかってしまったから、ひどい火傷を負ったことだろう。-略-」

そうだろうなあーと思う……。

伝えられないと誰もわからない……。下「」引用。

「八月六日、広島に原爆が落ちた日、「シンガタバクダンガオチタモヨウデス。」としかラジオではいわず、あの悲惨を想像していたものはまずいなかったであろう。」

ジャーナリストはかんばってもらいたいものです。

「台所のビンは飴のよう(福井)」
--空襲もかなりものですが、ヒロシマ・ナガサキのように伝わっていないのではないでしょうか?

もくじ

「原爆でなくなった叔父」
--叔父はドアで助かったという。
ドアにかくれていなかった人は即死。
--『はだしのゲン』の作者は、門があって助かったそうです……。

INDEX

「黒い雨」が何日も降ったというのは、他でも読んだ記憶があります。下「」引用。

「 原爆投下後は何日間か、それこそ“黒い雨”が降りつづきました。爆風でやられた家の中には雨がもってきました。悲惨そのものだったそうです。」







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