磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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チェルノブイリ 連鎖爆発阻止の闘い

2006年05月01日 | 読書日記など
DISCOVERY CHANNEL 2006年4月27日

チェルノブイリ 連鎖爆発阻止の闘い


「1986年4月26日午前1時24分、1000mの高さにもなる虹色の炎がウクライナの空に立ち上った。チェルノブイリ原子力発電所が爆発事故を起こしたのだ。それから8ヶ月、8000人の若き兵士、炭坑夫、市民がソ連全土から救援に駆けつけた。彼らは広島に投下された原爆の10倍とされる2次爆発を防ぎ、全世界を放射能汚染から守ったのだった。それから20年が経った今、史上最悪の原子力発電所爆発事故を様々な角度から検証する。」

【注意 : 時系列でなく話は進められた】

1200トンの炉の上ぶたが吹き飛ばされた。
虹のように輝いたという。



【消防士】
防護服もなしで、放射能の危険性もなし。
しかし、広島原爆の10倍とされる二次爆発を
救ったのは彼らだった。

【生き残ったジャーナリスト】
ノーボスチ通信社のI・オスティン。
まだ煙のでる四号炉をヘリコプターで
上空から撮影。1~2分で機材動かず。



【ゴルバチョフ】
・火災事故と報告された。
・事故は市民には知らせず。
・原子炉に問題なしと報告された。
・事故を過小評価していた。



・専門家による対策委員会を設立。
原子物理学者・レガノフはさっそくチェルノブイリに飛ぶ。

【現地】
・2~3日まともな報告なく、
窓をあけて、いつものように生活していた。

【バス移動】
・「避難命令を拒み留まった老人は、
数週間後遺体で発見されたという」

【スウェーデンからの連絡】
ゴルバチョフ「ただごとではない」と知ったという。

【アフガンからヘリコプター】
・ヘリコプターの上から、80kgの砂袋を、
素手で炉のなかに投下。
・また放射能を中和する働きのある
ホウ素も投下。

・致死量の9倍、3500レントゲンもある
現場上空に1日33回も往復したパイロットもいたという。
・食事後、嘔吐。
・モスクワ第6病院へ搬送されたという。
・彼らの27人は早期に死亡。
後の15年間の公式発表もこの時の死亡者数だという。

【メィデー&森は枯れた】
・ウクライナの書記長はその後自殺。

【事故から1週間後5/2】
・7km以内の人の避難が始まる。
合計13万人、大半が被曝。

【二次爆発の心配】
・コンクリートが熱でひび割れ、
床下には消化のときの水があり、
大きな爆発が心配されるという。
・爆発したら、欧州全体が人が
住めない地になるという。

【2400トンの鉛の投下で炉を冷やす】
・鉛が蒸発し、鉛による疾病も心配されたが、
あの時は仕方がなかったという。
・600名のパイロット、現在誰一人生存していない。
・炉は冷えたという。

【地下水の心配】
・もし放射性物質が地下水までとどけば、
ウクライナの人の飲み水が危険になるという。

【坑夫の召集】
・配線用トンネルで地下へ行けるという。
・天文学的な放射線量、非情に危険。
・水は抜かれてあった。
・チェルノブイリから1000キロ離れたツーラの
炭坑夫が召集された。
・当初は高温の炉を冷やす冷却装置を設置する
予定だったという。
・1万人の炭坑夫が呼ばれた。

【坑夫の健康を害した】
・汚染された水を飲んだ。
・土も汚染されていた。
・温度50度C

・坑夫の2500人が45歳前に死亡。

【スコップ】
・機械が使えず、スコップと
トロッコで作業。

・冷却装置は予算あわず、コンクリートで
うめたという。

【IAEA】
共同記者会見
ゴルバチョフ「グラスノスチ 情報公開政策を開始した結果」

5/14 ゴルバチョフ、事故に関する報告をテレビでした。

コストなど考えず行ったという。

・1年で10万人、総勢で50万人が、
チェルノブイリに召集された。

【特別部隊】
チェルノブイリ付近の動物を殺されたという。
放射性危険物が近づいてもらっては困るから……。

・家屋をつぶして、うめた。

【石棺設計】L・ボルチャコフ
・作業生命の危機

【屋根の上の黒鉛(グラファイト)】



・三カ月後 作業ロボット導入
・ロボット動かなくなり、人間がスコップで作業をする。
・防護服を鉛で覆った物を着る。
・作業は二~三分。
・180億ルーブル。

【20年後】
・30年以上もつといわていたが、今はぼろぼろ。
・生存者も病院に通い続けているという。体力は老人なみ。
・動員された50万人のうち2万人死亡。20万人が障害をもつという。

【公式発表】
・59人死亡のみ。
・調査は1度もおこなわれていない。
・被曝線量も知らされていない。
・ウソの報告がされ「まったく心配する必要はない」
・5倍に基準がかえられ、入院患者も
病気でなくなったという。

【IAEA 1986年8月末】
・事故を検証する会議。
・ロシア、レガノフ(事故処理責任者)参加。
・レガノフ「4万人がガン死亡するだろう」
・西側はこの数を受け入れない。
・ブリックス「広島原爆にあてはめただけ」
と否定する。



・2005年9月、
「4000人」と公式発表されたという。

【他国のウソ】
・フランス、放射能雲は自国を通過も認めず。
・複数の国による、虚偽報告。

・1988年4月27日、レガノフ自殺



【汚染食品をたべつづける人たち】
・ウクライナ、ベラルーシなどの汚染地区、
800万人は、20年間も汚染食品を食べつづけている。

・ゴルバチョフは核軍縮を進める。

・チェルノブイリの悲劇は二度と繰返してはいけない。



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