磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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広島の平和教育

2007年05月06日 | 読書日記など
『広島の平和教育』
     大学婦人協会広島支部1998年

積極的な平和と、消極的な平和。この本では消極的な平和への希求のみのように思えました。



積極的な平和は、「構造的暴力」をなくすこと。
消極的な平和は、戦争のない状態。

これでは、「いじめ」はなくなりませんし、真に「平和」を求めているわけではないと、ボクは思います。

婦人と名をうつのですから、当然婦人としての立場を尊重していただきたかったと切に思いました。

日本での国会議員の女性の比率などは少なすぎることは、各国から指摘されるまでもなく、非民主主義的なことは否定できませんね。


しかし、一歩をふみだすことの貴重さ。大切さも忘れてはならないことでしょうね。

1991年4月広島市、大学婦人協会は「唯一の被爆国の女性として平和を希求し、紛争解決のための研究に貢献すること」を決議したことに決まる。」

原爆や平和に関する資料をできるだけ集めようとしたら、多いのに驚いたという。

もしかしたら、この方たちはそれぞれの問題をそれぞれにただ思考しているのかもしれません。多くの問題はリンケージしているのです。

戦争をひきおこそうなんてする国は、日本だけでなく、いつものことがガンのように社会システムにくみこまれています

この社会問題を解決するため、平和教育は大きな役目をはたすことは誰も否定できないと思います。

平和なんて……という投げやりな人間は現実もまた理解していない者たちが多い。「体験主義」どころか、刹那主義でしかない者も現代日本には多い。精神的病(マインド・ウィルス)は子どもたちに蔓延しているといっていいと思います。

これに対する教育者の責任は大きいと私は考えます。

広島大教授、故人・長田新編の『原爆の子』のことにつて書かれてあった。

中学一年生における平和教育のテーマ。
1 被爆体験の継承と、原爆にたいする正しい認識をもつ
2 原爆、戦争の人間性、残虐性を知り、平和の尊さと生命の尊厳を理解する
3 核兵器を廃絶し平和を維持していこうとする心構えを培う

中学二、三年のテーマ
1 原爆の科学的理解に基づいて、戦争の本質を理解させること


高校生平和ゼミナール

子どもピースサミット
広島市開催。

国際高校生サミット
私立E校「戦後50年を期して「'95国際高校生サミット」を企画。
E高校にホームスティした外国人参加。

サミットが何をうみだしたか? よく考えてもらいたい。
格差社会をうみだし、参加各国に「いじめ」がはびこったといっていい。
本当に平和を望んでおられるのなら、このことは忘れるな!
「戦争は究極の差別」
教育や会議もまた、差別を生み出すものとの認識をもっていただきたいと私は願う。

平和の歌活動
「広島県立S高等学校の生徒会。
8月6日、「原爆の子の像」の前でうたう活動をつづけている。
1998年に12回目。







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