磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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108「江戸東京博物館」

2006年07月04日 | Ra.
ラヂオアクティヴィティ[Ra.]
第二部・国境なき恐怖

六、夢の島とヒートアイランド

108「江戸東京博物館」



「ブラジルならサンバって感じだから、暑くても仕方がないよね」
「それとこれとは違うだろう」

「東京に住んでいるなら、異常だってことわからないのか」
「そうだよね、あはは……」
笑ってごまかす勇気。

「勇気! ミス・ホームズや博士のように、ヒートアイランド現象のこと調べてみたいと思わないかい?」
「そうだねえ、調査してみよう。探偵になる気はしないけどね」

「余計なお世話よ。まったく、勇気って単細胞だから困ったものね」
「ちょっとは勉強させないとなあー。英語はよくできるけど、それだけじゃ、日本の将来が暗い」

「日本の将来って僕で決まるの?」
「決まるかもしれない……。日本の一員だから、努力してくれよ」

「そうよ、国際人になるにしても、愛国者でないと、きちんとしたコスモポリタンにはなれないものよ」
「愛国者か。あまり日本では聞かない言葉だなあー。そうだよね、勉」

「うん、まあなあー。島国だし、他国を意識することあまり日常ではないからなあー、安い輸入品があって、助かったと思うことはあってもね。ああ、でもこの企画では、宇宙船「地球」号だったよ、ごめん、ごめん」

「勉も案外、お金に困っているね」
「意外に給料安いよ。夏八木さんクラスとは違うよ」

「そうなの、勉強しないと勉のようになるわけか。よし勉強しようと」
「こらー」
と勉は言いたかったけど、まあ勉強するなら、許してやるかと思う。

一行は両国へ向かっている。相撲の街である両国駅に降りる。
「おお、相撲レスラーだ」
とマイクが叫んだ。

マイクはお相撲さんと話しをしている。

「記念写真をとってくれよ。いい思い出になるよ」
「相撲、天麩羅、富士山……って日本のイメージなのだろうなあー。日本の僕たちが相撲とれるとでも思っているのだろうなあー」

「柔道、空手、寿司……」と、マイクが話している。

「みんなも集まってよ」と、勇気。

「勇気をからかうのは、おもしろいねー」

それから目的地の博物館へ行く。
高床式に似たつくりのビルが「江戸東京博物館」である。
「江戸東京博物館」は博物館というと堅苦しいイメージがない。

実物大模型や、ミニチュアが展示してある。
何かディズニー・ランドをめざした歴史博物館という感じもしないではない。

建物内に入る、実物大の日本橋がある。
こんな博物館は珍しいだろう。
明治時代の洋館も実物大という。
江戸の町並みの模型がある。

「これも、何千年前という生活じゃないのさ」と、勉は説明した。
戦後のコーナーがある。初期のテレビがある。レトロな感じがして、いいなあーと勉は思う。

街頭テレビも置いてある。一家に一台という時代ではなかったのだ。今では一人に一台の時代ともいわれている。








閑話休題

以前にも書きましたが、
環境先進国といわれる
ドイツの人たちなどが、
江戸時代を理想的と書いています。

「江戸東京博物館」は、
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ありがとうございます。






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