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日本の裏金【上】首相官邸・外務省編

2010年02月03日 | 読書日記など
『日本の裏金 【上】首相官邸・外務省編』
   古川利明・著/第三書館2007年

「天皇のポケットマネーで始まった機密費」
--政党旗上げでもらったという。下「」引用。

「伊藤博文は政友会を結成するにあたり、天皇のご内帑金(ないどきん)をもらった。伊藤に対抗するため、山県有朋もまた天皇のご内帑金に頼った。」



「オモテの裏金が尽きると、「ウラの裏金」が出てくる」 下「」引用。

「結論から先に言うと、こうした「権力最中枢の裏金」は、さまざまな細工を凝らすことで、オモテに見えないようにすることはできる。あっさり言ってしまえば、「官房機密費」の名目以外でも、政権中枢にいる人間が動かすことのできる裏金的なカネは、いくらでも存在する。」

自民党議員は社会党議員にマージャン接待をしたいう。わざと負けたという。

「佐藤栄作蔵相が米国に泣きついてCIA秘密資金要請」下「」引用。

「米国に資金提供を断ったら、本当に来なくなった」(平野貞夫)。
--宏池会の池田はアメリカの金をことわった。池田は大蔵省や金融・銀行がウラに。
佐藤栄作は鉄道省の役人で、兄の岸信介も商工省の役人だったので金がない。

「安倍晋太郎--安倍晋三と親子二代官房長官で裏金タッチ」

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「小泉純一郎の飯島勲秘書官はホテル代が毎月百万円以上」

ブラックジャーナリズム的大会に小泉首相の巨大花輪」 下「」引用。

「もう一つ具体例を挙げると、ブラックジャーナリズム的な色彩の強い情報系ミニコミ紙でつくる「社団法人・日本地方新聞協会」(会長、中島繁治・主役新聞社長)の「創設五十五周年記念全国(東京)大会」懇親会が、○四年十一月十七日午後六時すぎから、東京・西新宿の京王プラザホテル本館五階のコンフードBCで開かれており、会場には首相・小泉純一郎名之、もの凄く大きな花輪が飾られていたが、こうした「花輪代」も官房機密費から支出される。」

官房長官を通して、機密費をもらい、領収書。下「」引用。

「面白いのは、政策活動費の場合、自民党総裁(=総理大臣)も、それなりの金額を受け取った形にして、領収書を書いている点である。
 小渕恵三(-略-)八千二百万円
 森喜朗(-略-)三億四千四百万円
 小泉純一郎(-略-)一億四千三百万円」

【一部のみ】

「外務省の上納は毎年二十億。五千万円の小切手がフツー」

「必要額はせいぜい4億。機密費55億は「身内の飲み食い」用?」

天木直人(元外務省キャリア)。下「」引用。

「在外公館はまだ『現場』があるので、実際にS(=協力者)を囲い、それで機密費を使って情報を得る。でも、そういうケースは一部で、せいぜいが日本からの新聞記者にカネを渡して(提灯)記事を書かすくらい。で、東京の本省だともっと仕事をしない。しかし、取った予算は使わないと、翌年に削られる。そういうこともあって、『水は低きに流れていく』がごとく、身内の飲み食いに使ってしまう。そういう環境に浸っていくなかで、『モラル・ハザード』を引き起こしてしまうんですよ」

「「裏金をつくる人=ノンキャリア」「裏金を使う人=キャリア」」

「マスコミに飲み食いさせて提灯記事。それが「機密費用途」」

国会議員がロリコン売春、バンコク。世話をする大使館。

「千疋屋から鮨兆まで、官房機密費で毎月二千万円支払」

「官房機密費が『機密』のために活用されることは殆どない」

「マスコミ抱込み、対立候補下ろしに官房機密費」

「新聞記者の政治部記者が取材メモを毎週流して月に18万円」

ビン・ラディンの武器購入に官房機密費、大平内閣時代1979年。

「捜査当局が裏金づくり。それをやっちゃあ、おしめえよ」

「会計検査院のトップそのものが「天下り受入れ枠」


日本の裏金【下】 ウラ金権力の味







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