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イギリス・妖精めぐり-Fairies live in your mind like a child

2010年09月23日 | 読書日記など
『イギリス・妖精めぐり-Fairies live in your mind like a child はじめての出会い- 面白BOOKS 20』
   井村君江・著/同文書院1993年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「アイルランド、スコットランド、ウェールズ、コーンウォール…
ブリテン島各地に住む妖精たちのお話
…自然の中に、あなたの心の中にいる!」



「妖精の食べもの」 下「」引用。

「妖精たちも私たちのように食べることは好きなようです。満月の夜の草原のパーティで、食卓にところ狭しと並べられる料理の皿の数と種類といったら! メニューを書き留めよとすれば、きっと夜が明けてしまうことでしょう。」

--妖精の食べ物三種類。
1. 自然食品。
2. 魔法使いのような食べ物? 「砂糖がけのイグサの茎に紙のように薄くてパリパリした蝶の触角」など……。
3. ファイゾン(トーラ)=食べ物のエッセンス。妖精たちは人間の食べものからファイゾンだけを抜き取って食べます。あとに残されたものは味なし。

「妖精のドレス」 下「」引用。

「アイルランドではまず緑が妖精の色。赤は地獄の炎の色、青は地獄の永遠の冷たさを示すといわれます。アイルランドの詩人ウィリアム・アリンガムが詩のなかで歌った「緑の上着に赤帽子、白いフロクウの羽つけて」が、私たちにも「妖精の定番の服」に感じられますが、よく見るとその装いはほんとうにさまざま。-略-」

ハロウィーン。下「」引用。

「ハロウィーンなどには、妖精丘の側面がもち上がり、丘が「開いた状態」になって、妖精たちが宴会を楽しんでいる様子が、よく見えたという話が各地に残っています。宴会のメンバーのなかに、死んだはずの人の顔を見かけることもありますが、それは妖精にさらわれた人です。妖精たちが連れて行ってしまつた魂なしには、人間界に残された肉体は生きていけないので、結果として「死んで」しまうことになるのです。」

index

太陽ナシ? 下「」引用。

「土の下に住むことから、妖精は死と関係があるとも考えられますが、妖精界=冥土ではありません。妖精界は、土の下だけでなく、湖や海の下、課を井戸など水の下にも、山頂にも存在するのです。「曲がりくねった道」を下へ下へと行き、「ほの明るい洞窟」を通り抜けて「境の水(たいていは川のこと)を渡れば、妖精の国に着けるようです。
 妖精の国には太陽がありませんが、いつも太陽が落ちた直後くらいの薄明かりがあります。-略-」

地獄ヘ。下「」引用。

「妖精は七年に一度、地獄へ贈る貢ぎものとしても、人間をさらうことがあります!
 特にさらわれやすいのは、産婆や乳母、子どもを産んだばかりの母親で、これは妖精の赤ん坊にお乳が欲しいため。金髪の美しい子どもも妖精好みの獲物です。
 もしあなたが妖精にさらわれても、妖精の国の食べものを口にしないことです。食べさえしなければ、人間界に戻ってこられる可能性があるのですから--。」

妖精の国の時間。下「」引用。

「妖精に関しては、人間の尺度を大きく超えているばかり。ことに妖精の国の時間の流れ方は一定ではなく、人間の感覚ではまったく計れません。妖精の国では、時間は早く流れるというよりも、まったく流れないといった方が近いかもしれません。妖精たちの時間に無頓着なのも、そのせいかもしれません。」

幸運をもたらす? 下「」引用。
「妖精はたしかに気まぐれで怒りっぽいものです。でも根は陽気できれい好き。よい行いよい行い、悪い行いは悪い行いで返します。
 妖精が喜ぶのは、清潔な炉端に片付いた台所、きれいな水や美しいものです。そしてあなたの、人々への嘘いつわりのない親切な態度です。もしそうしたことが妖精の目に止まったら、彼らはあなたに幸運をもたらしてくれるでしょう。」

なわばり……。下「」引用。

「また妖精のなわばりは犯しはなりません。フェアリー・リングや、ピクシーが馬を乗り回して描いたガリトラップの内側、妖精の通り道には、家を建てたり、汚水を撒いたりするべきではありません。-略-」

タブー。下「」引用。

「妖精とつき合うときには、次の三つのタブーをかたく心に留めておいてください。
  一、妖精の秘密を暴きたてないこと。
  二、理由をたずねないこと。
  三、鉄で触れないこと。
 それまでどんなに妖精と仲良く暮し、妖精たちの恩恵を家畜や財産、時には妻として、幸運として受けていたとしても、この三つのタブーの一つでも破れば、すべては無に帰し、そのあとの人生を悲嘆のうちに暮らすことになります。信仰と、親友への友情の半ばにある感情。中途半端ですが、それが妖精とつき合うときに大切な気持ちなのです。」

呼び方……「平和好きの人たち」。下「」引用。

「「小さい人たち」、「あの人たち」、「あちらさん」と呼んだり、彼らと仲良くやっていけるようにと願いをきめて「平和好きの人たち」、「よいお隣さん」と言ったり。住んでいるところから「丘の人たち」、特徴的な髪から「金髪の一族=タルウィス・ティグ」(ウェールズ)と呼んだりします。」

「ウェールズの風土と妖精たち」というコラムがありました。

家つき妖精、ブラウニーやピクシー。

悪行を見ているピクシー

ボガードのいたずら……。

「私自身(エインセル)」という名の妖精」

「人間嫌いの危険なドゥアガー」

「ボゲードゥンにさらわれた少女」

イギリスの妖精







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