磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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虫たちの化学戦略 盗む・欺く・殺す

2006年02月03日 | 読書日記など
『虫たちの化学戦略
   盗む・欺く・殺す』
    ウイリアム・アゴスタ(著)/
      長野敬+赤松眞紀(訳)/青土社2002年

人類と同じで、もっとも進化したものが、
虫らしいですね。



この本が出版された以前数十年で発展したようです。
動植物が生物間で化学的な関係をもっていたのは、
数十年前までは知られていなかったと書いてありました。

その化学物質は合成可能だという。

この本は虫だけに限らず、いろいろなことが
書かれてあります。モルヒネ以上に痛みを
抑える物質もないという。

絹は中国人が作り出したものらしい。
その製法は、今も基本的に変化していないという。
アメリカではナナフシ愛好家のホーム頁があるそうですが、
日本にもあるます、ナナフシHP

インターネットで〈predatorpee.com〉(捕食者のオシッコ)というアドレスを使って取引をしているという。
アライグマ、シカを遠ざける動物の尿を販売しているらしい。
日本の動物園でも商売になるだろうか?
そしてこれは環境にいいのでしょうか?

サボテン依存のハエが、ついにはそのサボテンなしでは、
生きて行けないようになったそうである。
そのハエの名前はセニタバエというらしい。
検索しても出てこない。ディープな本ですね。

細菌同士もコミュニケーションをフェロモンを分泌して、
集団行動をとっているらしい。

この著者は『ヘッピリムシの屁』を翻訳されています。
なかなか渋い著者ですね。

環境にもよさそうな気もする……。




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