磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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011 マン・リブ!

2007年11月17日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


一章、マン・リブ




011 マン・リブ!


「うわー、すごい肉体、そのへんにいる、へなちょこ男子より、ずっと男らしいわね」

「へなちょこ男子か……。ところで、向こうで、あの男の人たち、何をしているのかしら、ビラを配っているわね」

それは小一郎だった。
茜の近くに住んでいる貧乏学生である。

ここの大学に入れたのも奨学制度があるからでる。

小一郎のおばあさんが、茜の屋敷の家政婦をしていたから、おばあちゃんっ子の小一郎はよく、茜のところに来ては、遊んでいた。でも、おばあさんが亡くなると、小一郎はもう屋敷には遊びにこなくなった。

小一郎だけが、茜にとっては、「お嬢様!」っていわない知人といってもいい相手だった。

しかし、おばあさんが亡くなってからの小一郎は親戚に預けられ、今は一人寮に住み自活しているのだ。

茜もそんな家政婦がいたことすら忘れているのである……。一時、小一郎は親戚に預けられていたから、小一郎のことなど、なおさら知らないのである……。

茜の父が、おばあさんがよくしてくれたからと、大学を卒業するまではお金を出してあげたいと願ったが、小一郎の叔父は断った。

そして、小一郎はこの学校の多くの生徒とは違って風変わりである。

みんな、いい服を来てくるに、奨学生の小一郎はほとんどいっしょの服を来ている。

女子大から、男子も入れる学校にした。

しかし、男子が入ってこないので、奨学生制度をつくったのである。

その最初の奨学生が小一郎とその他三人なのである……。

ジーンズにTシャツといったラフな服装でいつもいる。

でも、いくらいい服を着ているいるよりも小一郎には理想があり、かなわない理想であったとしても、それを叶えようとするのが、それこそが本当の人生だと思い込んでいる。

今日も、彼は、他の学生たちとは違い一人、ビラを配っているのである。

「何を配っているんだよ。小一郎」

「マン・リブさ」

「マン・リブって何だよ」







閑話休題

ヒストリーテレビで、

勝海舟をやっていました。

半藤一利さんも出演。

目次

「公」ということを強調する勝!

「私闘」ばかりしている今の日本の政治家!

今だけでなく、

--敗戦の日にも、

昭和天皇には勝海舟さえおらず、

ほとんど一人でなされたと、

書き残している人もいる……。

忠君とは、私闘ではなく、

公を知っている者にしか

いえないのではないか?

そんなことを思う番組であった……。









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