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シリーズ戦争遺跡 2 戦場になった島-沖縄・本土戦

2010年11月27日 | 読書日記など
『シリーズ戦争遺跡 2 戦場になった島-沖縄・本土戦』
   平井美津子・編/汐文社2010年

沖縄も伝えようとかなり努力されている地区ですね。



「子どもの黒砂糖を奪った日本兵〈轟壕〉」 下「」引用。

「-略-「泣かすな! 泣かしたらここにいる人がいるのが敵に察知される。今度泣かしたら撃つぞ!」と脅しました。そして兵隊がオバアからむりやり黒砂糖を取り上げたとき、取り返そうと飛びかかった孫を撃ち殺しました。-略-〈石原昌家「沖縄の旅・アチラガマと轟の壕-国内が戦場になったとき」集英社 2000年)を編集」

「死ねる人間を育てる」 下「」引用。

「戦争が長期化するなかで、沖縄県内の中学校以上で軍事教練(男子)・看護訓練(女子)が行われ、陣地作りへの動員がなされていきました。1944(昭和19)年には国のために「死ねる人間を育てる」という沖縄県の教育方針が発表されました。」

「スパイ視された住民たち〈久米島〉」 下「」引用。

「-略-朝鮮人だという理由でスパイと疑われた谷川さん一家7人、1歳の幼児までが虐殺されました。日本軍によって住民がスパイと見なされて虐殺される事件は、沖縄各地で起きました。陣地作りなどで軍の機密を知る立場にあった住民を、米軍に密告するかもしれないと軍が考えたからです。」

「団結道場」返還を求めて。下「」引用。

「-略-これに対し、「伊江島土地を守る会」をつくり演習の中止と土地の返還を求め続けました。その時、伊江島の住民がつくったのが「団結道場」です。ここには伊江島の人々の平和への思いが書かれていすま。」

「コラム 焼き物で作られた兵器」〈全国各地の窯元で作られた〉
・信楽焼の手榴弾
・陶器の地雷

「米軍の本土上陸に備えて〈各地のトーチカ群〉」下「」引用。

「トーチカとはロシア語で「地点」の意味で、軍事的な重要地点を守るため分厚い鉄筋コンクリートで造った防衛陣地です。内部から機関銃などの兵器で、空いた穴(銃目)から上陸した米兵の攻撃を図っています。
「コンクリートの大きな固まり」で何のためかわかりにくいトーチカですが、実は戦争の記憶を今にとどめる大事な遺産なのです。-略-」

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