磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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岩波ブックレットNO.93 タデウス・シマンスキ 恐怖のアウシュヴィッツ-生き証人は語る

2009年02月08日 | 読書日記など
『岩波ブックレットNO.93 タデウス・シマンスキ
  恐怖のアウシュヴィッツ-生き証人は語る』
     永井清彦・編/岩波書店1987年

アウシュヴィッツ、その名は永遠に忘れられません。
人種絶滅などを考えるなんて、僕には思いつきもしなかったことです。



1986年の秋、シマスンキさんは約一か月にわたって日本各地で熱弁。
憎しみではなく平和のために努められたようである。

この当時の若者の多くが「アウシュヴィッツ」は他人事ではない、
日本の問題でもある、と受けとめていたのは、これも意外だったという。

当時の若者の一人である、私は今の若い人たちに訴えたい、
今の日本にもナチスの党員のような人たちはいるのですよ。

それは、キリスト以前の社会にもいたようです……。

岩波文庫 女の平和 改版

アウシュヴィッツはポーランドにあり、ユダヤ人が大量虐殺された
ことは有名な話ですね。

カトリックの聖職者も二千人が含まれていたという。
プロテスタントはカトリックはナチスに協力したというが、
プロテスタントの聖職者はどう反対したのでしょうか?
いつも、アウシュヴィッツのなかでプロテスタントの聖職者の
数はあげられませんね。

このユダヤ人などの虐殺の前にもドイツ国内でも、
障害者などの殺人計画をたて実行していました。

安楽死計画・T4計画と呼ばれ、非科学的な論理をもっての
「優生政策」として行われました。

ソ連の捕虜たちの人数は一万三七五五人であったが、
いちばんひどい虐待を受けていたとも語られています。

アウシュヴィッツでは、囚人を用いて人体実験していたという。

アウシュヴィッツの囚人にはじめは子どもはいなかったが、
人体実験のために、生き延びていたという。

エヴァという少女の親さがしがはじまると、
30人も集ったという。しかし、血液検査などから、
実親は見つからなかったという。
エヴァの結婚式の日には、6人がハンガリーから
お祝いにかけつけたそうです。

ドイツ人は、「命令に従っただけ」という。
彼らは教養が足りないわけでもなく、
それなりの専門教育を受けた者たちだったのです。
今も日本ではこのようなエリートたちが多いですね。
日本に限りませんが……。

「命令に従っただけ」というが、
たとえ命令にそむいてたとしても転勤ぐらいで、
死刑になった人はいなかったという。

コルベ神父のことが書かれてありました。

戦後もひどいナチ隊員のことなどが書かれてありました。







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