磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

週刊現代 2011-6-4

2012年05月01日 | 読書日記など
『週刊現代 2011-6-4』
    鈴木章一・編/講談社2011年

特集名 隠された放射能汚染



【モノクロ口絵】岡野眞治博士 下「」引用。

「独自に開発した計測器を引っさげて身体を張って汚染地域を調べる第一人者。エネルギッシュな行動力の秘密から原発の本当の危うさまで、大いに語る」

【モノクロ口絵】公式発表とはかけ離れた放射線量が 下「」引用。

「「身の毛もよだつような事実に衝撃を受けました」
「役人も東電もここまでウソをついて、平気で国民を見殺しにしていたのか!」
「感動と怒りで涙が止まらなかった。国民全員に見てほしい」
 今、一つのテレビ番組が日本中を強烈なショックを与えている。それは、5月15日にNHK教育テレビで放送されたETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図 福島原発事故から2か月」。私たちが知らされていない恐るべき放射能汚染の実態を次々と明らかにし、視聴者からは冒頭のような動きと感動の声が、ウェブや口コミで嵐のように広まった。-略-」

【モノクロ口絵】もっと若ければもっと早く福島に行けたはずなのに 下「」引用。

「汚染のレベルは、単純に事故現場からの距離てで決まるのではないのです。実際に福島でも、原発から遠ざかったのに、かえって線量の高い場所に来てしまったという悲劇が起こっている。現場を知っていれば、そういうことはすぐわかる。だから僕たちがやったように、周辺を細かく測定し、汚染地図を作るくらいのことをして、地域ごとの対応を決めなければいけません。それを20km以内だからああしろ、30km以内だからこうしろと一律にいうのは、単なる行政としての扱いに過ぎません」

「【ぶち抜き大特集】子供と女を守れ! 隠された放射能汚染を暴く」 下「」引用。

「まさかここまでひどいとは! 政府と東電はグル、「大本営発表」「あと出し」「隠匿」「安全基準変更」「過小評価」のオンパレードだ!」

福島に立ち寄っただけで被曝。下「」引用。

「「普通ならこんな数字出るはずがない。残念ですが、フクシマはすでにチェルノブイリを超えているかもしれない」(藤井石根・日本科学振興財団副会長)。報じられない恐ろしい事実を紹介しよう」

「安全基準を超えた「内部被曝」(要精密検査)すでに4766人異常値を示した人1193人」

安全基準を超えた「内部被曝」(要精密検査)すでに4766人、異常値を示した人1193人 隠された放射能汚染を暴く

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「原発「全炉停止」に反対する人たちに告ぐ」安斎育郎×小出裕章。下「」引用。

「小出 私はそういうハラスメントを受けた覚えはないですね。安斎さんほど悪くなかったんでしょう(笑)。
 安斎さんは長く東大に在籍されていましたから、私のいる京大とは校風の違いもあるのではないですか。
安斎 確かに、僕は推進派学者のお膝元である東大の原子力工学科の1期生ですからね。国としては、日本の原子力開発の草分けなるはずだったのに、とんでもない奴だと思っているに違いない。原子力村の住人にとって、我々の主張は“遠吠え”に過ぎないかもしれません。でも、我々は原発依存から脱却するために、これからも吠えづづけますよ。」

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「福島第一原発 止まらない大量の「放射能汚染水」その行方 推定1000万キュリー、天文学的放射能量」

「放射能で「汚れた土」がこれからしでかすこと」

「野菜と海藻 放射能汚染調査の全記録 「隠したがる」「減らしたがる」国より、環境NGOのほうが信用できる」

「水産学者も本籍は原子力村」 下「」引用。

「「それは学者のチェック機能がまったく働いていないからです。実は、水産関係の研究者も『原子力村」に取り込まれている人が非常に多い。理由は簡単で、原発は海辺につくらなくてはならず、必ず漁業補償の問題がでてくるからです。放射能は安全だり、原発は安心だと漁師たちを説得する時に、水産学者たちも一役買うことになる。
 水産系で放射能を扱っている研究所はたくさんありますが、総じて電事連(電気事業連合会)から研究費をもらっている。放射能を専門にする水産学者の多くは『本籍=原子力村』なんです」(前出の海洋学者)」

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「民主党議員・森ゆうこ「総理、これでも子供たちが安全だと言うなら、一筆書いてよ」」

「「原発がなければ、人類は滅亡する」だって 原発推進団体が発行する機関誌 その名も『Plutonium(プルトニウム)』、バカも休み休みにしてくれ」 下「」引用。

「-略-と、やはり人類救済のためには原子力発電が必要だということが繰り返されている。「人類の滅亡」を持ち出して、原子力を信じよ、さすれば救われんと言うのは、どこか宗教的にも思えるのだが……。
 原子力燃料政策研究会に、今後も『プルトニウム』の発行を続けるのか尋ねると、
「原発については絶対に安全だとは言っておらず、原発の津波対策など検証する必要はありますが、原発がある以上、原発に関する情報を発信し続けていきます」(同研究会職員)
 とのことだった。人類を救うはずの原子力が、福島県民から土地を奪い、世界中の人々を不安に陥れているこの現実を見ても、彼らは「人類の死滅を回避するためには、原発は必要」と主張し続けるのか。」

「福島第一原発 職員たちの「30周年記念文集」を読んでみたら、気持ち悪くなった 赤裸々に書かれているトラブルの数々、こんな欠陥原発を動かしたのが間違いだった」

運転開始の前後から、トラブルの連続。下「」引用。

「トラブルに悪戦苦闘した過去を綴っているのは豊田氏だけではない。この文集には約40名の元福島原発作業員が、勤務していた頃の思い出を綴っている。東京電力の関係者にのみ配られたもので、外部に流通するものではないという安心感からか。、元作業員らは当時の苦労話を赤裸々に綴っているが、そこには背筋が寒くなるようなエピソードがいくつも見られるのだ。-略-
 県と共謀して事件を隠した -略-」

青息吐息で運転開始した福島第一原発一号機ー東

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「直撃取材 東京電力 やけくそと開き直りと」 下「」引用。

「引退したからといって、「責任逃れ」は許されない。原発を推進し、福島・新潟と建設してきたのは東電OBたちだ。彼らに直撃取材を敢行、責任問題から年金カット問題まで根掘り葉掘り聞いた。、-略-」

「年金カットに激怒」 下「」引用。

「“懺悔”を繰り返すわりには、都合のいい解釈で開き直る。こんなご都合主義がこの原発事故の要因となったことは間違いない。」

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「佐野眞一が書く 福島第一原発の罪と罰 封印された土地の「記憶」 後篇」









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