磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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青春の地はるか-五十年目の旧満州への旅-

2010年08月19日 | 読書日記など
『青春の地はるか-五十年目の旧満州への旅-』
   森繁久弥・著/日本放送出版協会1996年

有名な映画俳優ですね。元はNHKの社員……。



「はじめに」 下「」引用。

「私の旧満州(現・中国東北部)行きが決まったときには、私の気持ちはすっきりしなかった。事実、日本人の中にももう旧満州へは行きたくない--と言う人と、是非行って見たいと言う人の、大体二組に分れた。行きたいのは、懐かしかった旧満州での追憶の連続のようなもものだったが、私のような人間は、その見てきた連中の夢が破れた話が強く心に残り、あの昔の思い出を胸にしまって、もう二度と見まいと、どこか心の底にもっていたのだと思う。-略-」

本書は当時の呼称が書かれてあるという。

満州には五族が住み、民族は30ぐらいだったという。

徴兵検査、ベゾルドという病気でひっかかったという。

そして、即日帰京。

NHKのアナウンサーの募集があり採用され満州へ。

満州での庶民の生活は平和だったという。

若いころ、ラジオドラマを手がけながら、全満州を録音機をもって歩きまわったという。

中国人……。下「」引用。

「長春はずいぶんと変わった。しかし、やはり変らないものもある。中国人の人に対する応対、親切などだ。時が移り変わっても変らない中国の人びとの心を思い、立派なことだと感じ入った。」

中国人の心の大きさを知らされたという。

軍人について、芥川龍之介。下「」引用。

「芥川龍之介が「軍人は小児に近いものである。勲章を下げたり剣を下げたり」と言っているように、感心しなかった」

甘粕の声色がうまかったという。
甘粕の声色をまねて料亭に電話をかけ、「若い者が行く」といい、ただ食いをしようとしたという。

シベリア送り……。
偉い人を5人出せという。出せないと、シベリア送りだという。
中国人から、贈り物をしろとアドバイスされ身ぐるみあげると、シベリアには送られなかったという。

帰国する列車で紙芝居をした森繁の妻。

兄・馬詰弘のことも書かれあった。

上の兄が、菅沼から馬詰に。真ん中が菅沼をついだという。










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