磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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「戦争と平和」少年少女の記録7 初めて知った戦争-敗戦のあとさき-

2009年04月04日 | 読書日記など
『「戦争と平和」少年少女の記録7 初めて知った戦争-敗戦のあとさき-』
   秋山正美・編/日本図書センター1993年

口絵ラスト・収録作品
長田新編「原爆の子」1951年岩波書店・上
もくじ
朝日ソノラマ編集部編「閃光の下から」1965年朝日ソノラマ・中
島田正蔵・田宮虎彦共編「戦災孤児の記録」1947年文明社出版部・下



「戦争をしなければ国民は豊かになれる」
--ボクもそう思う……。敵国の人にも伝えたい……。

「日本がアジアの指導国になるという計画」 下「」引用。

「思い違いをしてはならないのは、広大な領土や植民地を確保している国がいつも豊かであるとはかぎらい、という点です。いまの日本は、あちこちに植民地を持っていたときよりもはるかに豊かになっていますが、そのいっぽう、ロシアのように、国土は広いのに経済的に非常に苦しい、という国もあります。
 軍事大国であったころの日本は、武力にものをいわせて、内乱のしずまらない中国へ乗り込んでいき、占領地の面積をどんどん拡大していきました。戦争が大がかりなものになればなるほど、それまでに消費していた何倍、何十倍とも知れないほどのお金や物資が必要になってきまきした。次から次へと勝利をおさめながら、日本は、ますます貧しさから抜けだすことがむずかしくなりました。-略-」

これは少し悩む文章である……。下「」引用。

「日本には、アメリカのしたことをとがめる資格ありません。子供を二人や三人突き殺したくらいなら許される。原爆は、何十万人も殺したから許されない。そんなことがいえるのでしょうか。」

加害者責任もおっておられる被爆者の姿が正しいというのならいいと思う。
--でも、本当の責任がある政治家たちは、存在自体を否定……。

いっさいアメリカをとがめる資格がないとのなら、間違いだ。

誘われていくと、新聞売り……。下「」引用。

「それから、そのお兄さんにお金をもらって、新聞を買ってきて、一枚を二十銭で売って、そのお金でご飯をたべて、その日その日を送っていました。ねる時は待合室で、働いて食べ、働いてねて、その日をくらしていました。しかし、そんなことをして毎日をくらしていたら、いつ死ぬかわかりません。-略-」

フラナガン神父の写真のキャプション。下「」引用。

「日本を訪問して、少年少女たちと語り合うフラナガン神父--『少年の町』1948年 日本教育出版社」

【映画】少年の町

萩山施設の紹介があった……。下「」引用。
「萩山の施設は、もともと浮浪児とか、非行少年とかいわれている少年たちを教育して、一人前の社会人になれるようにするために作られていました。ところが、戦争によって、多数の子供たちが親や住宅を失ったので、そのような身の上の少年ばかり引き取る施設も作ったのです。
 敗戦のすぐあとの昭和二十年代のはじめごろ、萩山学園には、六十人ほどの少年がいて、そのほとんどは戦争孤児でした。萩山実務学校では、約百五十人の少年たちに、主として職業技術を教えていたのですが、ここの生徒たちは、非行をしたことのある少年たちで、学力や職業技術を身につけて、再び社会へ出ていくことができよう、合宿生活をしていました。
 萩山実務学校を卒業した少年たちが、農業その他の仕事でひとりだちしていけるようにするために儲けられた組織です。-略-」









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