磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

恐怖の2時間18分

2008年06月29日 | 読書日記など
『恐怖の2時間18分』
   柳田邦男・著/文芸春秋1983年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「巨大システムの安全性を問う迫真のドキュメント!
スリーマイル島原発事故の状況を、コンピューター・ルームでのドラマを中心に鋭い迫力で再現し、テクノロジーと情報メディアで構成メディアで構成された現代社会の安全性を新視点から考える」



四人とも原潜勤務経験者だったという。下「」引用。

「二号炉のコントロール・ルームに前夜から勤務していた当直員-略-四人とも海軍出身で、原子力潜水艦の勤務経験者だった。年齢は、二十代後半から三十五までという若さ。学歴は、みなハイスクール出身で、大学は出ていない。-略-原潜や原子力空母の原子炉要員が、原子力発電所の技術者や運転員の供給源となっているのだ。」

当時の大統領はジミー・カーター、元潜水艦乗務員でもあったという。

そして、彼の名をなした原潜もあるという。

index


ボルトがはずれたという。下「」引用。

「そのモニター装置は、原子炉の部品やボルトがはずれて、配管工に入りこんだとき、その ガランガランという音がすみやかに発見しようというものだから、蒸気発生器内のハンマーリングはモニターを通じて聞いても、大きな音だった。」

--この本から離れるが。
柏崎でもボルトがはずれているのを見た。
ボルトでなく溶接にしたらいいのにと思うが、点検などがあるんだろうなあーと思った……。

index

--この本にもどる。
当時のマスコミは「アメリカ病」などとレッテルをはり、日本の原発は安全かのように伝えた。
著者はそれを否定……。下「」引用。

「ところで、スリーマイル島事故から二年経った一九八一年(昭和五十六年)四月、日本原子力発電敦賀原子力発電所で、放射性廃液が一般排水路から海に漏れていたことが明るみに出たとき、私は『週刊現代』(81・5・14号)に、「敦賀とスリーマイル島は同じ公式で起きた」というねらいで、レポートを書いた。」


被害者のことについては書かれてありませんでした。

隠蔽されたものを、そのまま信用はできないとボクは思います。










目次

目次



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。