『真珠湾の真実 ルーズベルト欺瞞の日々』
ロバート・B・スティネット(著)/妹尾作太男(監訳)/
荒井稔・丸田知美(共訳)/文藝春秋2001年
若いころに、この説を話すと、右翼のように思われました。
まあ、この説の方が自然だと思います。
アメリカは当時、第一次大戦で好戦的な国ではなくなっていた。
短い人生において、殺したり殺されたり、こんなバカらしいことは
ないですよね。
人間らしさをなくした方が生き残るゲーム=戦争なんて……。
民主主義国家を標榜しているアメリカでは、
そして一国平和主義の道を歩もうとしているようだった。
しかし、権力者たちは違った。
この一国平和主義を打破するためには、
国民に大きな衝撃が必要であった。
それが、挑発作戦で日本軍が、
アメリカ軍をこてんぱんにやっつけてくれたら、
アメリカの国民は目がさめるだろう。
いや、この表現はおかしすぎる。
国民をマインド・コントロールできるだろう。
つまり、心の目を閉じさせることができたのである。
アメリカは日本の暗号をことごとく解読していた。
アメリカにはレーダーがあり、せめてくるのも知っていた。
真珠湾には老朽化された軍艦だけを残していた。
僕を右翼にした人は、
「アメリカ兵が多く乗っていたのに。被害にあうのに、
アメリカ人が放っておくわけがない」
と話した。
それに対して僕は、原爆実験で
アメリカ兵はモルモットにもされたと、
話した。
一般の人間の命を重んじたら、
戦争なんてするわけがない。
それが僕の変わらぬ答えである。
犯罪者は犯罪を繰り返すものだ。
アメリカは以後も続けた。
この挑発作戦をつくったマッカラムという人間も
宣教師の子であったという。
そして、この挑発作戦を教えたというのは、
英国のチャーチルだという。
挑発行為の一つには1941年、豊後水道への出撃であったという。
その他、オランダに資源のことなどで指示したり、いろいろとやっている。
アメリカは上辺は民主主義だけど、
本当は軍国主義の国だと思うほうが、
正しいと思います。
そのイメージをこわすために、
平和で民主主義で豊かやアメリカを、
ハリウッドはつくり、マインド・コントロールする。
インディアンは侵略された犠牲者なのに、
白人は侵略者なのに、被害者であり正義としていた。
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もくじ
ロバート・B・スティネット(著)/妹尾作太男(監訳)/
荒井稔・丸田知美(共訳)/文藝春秋2001年
若いころに、この説を話すと、右翼のように思われました。
まあ、この説の方が自然だと思います。
アメリカは当時、第一次大戦で好戦的な国ではなくなっていた。
短い人生において、殺したり殺されたり、こんなバカらしいことは
ないですよね。
人間らしさをなくした方が生き残るゲーム=戦争なんて……。
民主主義国家を標榜しているアメリカでは、
そして一国平和主義の道を歩もうとしているようだった。
しかし、権力者たちは違った。
この一国平和主義を打破するためには、
国民に大きな衝撃が必要であった。
それが、挑発作戦で日本軍が、
アメリカ軍をこてんぱんにやっつけてくれたら、
アメリカの国民は目がさめるだろう。
いや、この表現はおかしすぎる。
国民をマインド・コントロールできるだろう。
つまり、心の目を閉じさせることができたのである。
アメリカは日本の暗号をことごとく解読していた。
アメリカにはレーダーがあり、せめてくるのも知っていた。
真珠湾には老朽化された軍艦だけを残していた。
僕を右翼にした人は、
「アメリカ兵が多く乗っていたのに。被害にあうのに、
アメリカ人が放っておくわけがない」
と話した。
それに対して僕は、原爆実験で
アメリカ兵はモルモットにもされたと、
話した。
一般の人間の命を重んじたら、
戦争なんてするわけがない。
それが僕の変わらぬ答えである。
犯罪者は犯罪を繰り返すものだ。
アメリカは以後も続けた。
この挑発作戦をつくったマッカラムという人間も
宣教師の子であったという。
そして、この挑発作戦を教えたというのは、
英国のチャーチルだという。
挑発行為の一つには1941年、豊後水道への出撃であったという。
その他、オランダに資源のことなどで指示したり、いろいろとやっている。
アメリカは上辺は民主主義だけど、
本当は軍国主義の国だと思うほうが、
正しいと思います。
そのイメージをこわすために、
平和で民主主義で豊かやアメリカを、
ハリウッドはつくり、マインド・コントロールする。
インディアンは侵略された犠牲者なのに、
白人は侵略者なのに、被害者であり正義としていた。
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