磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核の冬 第三次世界大戦後の世界

2006年04月22日 | 読書日記など
『核の冬 第三次世界大戦後の世界』
   カール・セーガン(著)/野本陽代(訳)/光文社1985年

映画『コンタクト(1997)』の原作者である
カール・セーガンの本です。



この本はカール・セーガンだけの本ではありません。下「」引用。

「そして、核戦争の長期にわたる影響によって、人類を始めとする地球上の野生生物の種のほとんどが絶滅する、という可能性を排除できないことで意見が一致した。
 集った科学者たちによって、ティータップスの研究の分析が有効であることと、その結論を非常に真面目に受け取らなければならないという保証を得て、運営委員会は会議開催の計画を進めることを決定した。そして、アメリカ国内および国際的な三一の科学、環境、人口問題を扱っている組織や研究所が、その会議の協賛することを約束した。

アメリカ生物科学研究所
アメリカ微生物協会
カナダ自然連合
コモン・コーズ
アメリカ生態学協会
 -略-」

日本の研究機関に名前はなかった。
ソ連の学者の名前はあったが、
日本の学者の名前はなかった。



『核戦争の影響に関するセンター』がワシントンDCに設立された。
このセンターでは、核戦争が気候や生物に及ぼす影響についての、
視聴覚資料や印刷物が得られるようにする予定であるという。


「核の冬」は驚異であった。
それだけではない。

現代の高層ビル火災では、
火のためよりも有毒ガスのために多くの人が死ぬという。

多種多様な建材、繊維が燃えると、
大量の有毒ガスが発生するという。


「核戦争=人類滅亡」となるだろうという論理で、
「核の冬」の危険を訴えている本です。


核の冬








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