磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原爆児童文学集13 いつか緑の木かげで

2006年04月22日 | 読書日記など
『原爆児童文学集13 いつか緑の木かげで』
   江口宣・作/西村達馬・絵/汐文社1985年

「いつか緑の木かげで」ということは、
緑のない世界を想定しているのでしょうか?
と手にして思いました。



これは科学的にどうなのか?
とても、ボクの科学知識とは違うんで、
とまどう話です。

いちおうSFのようなのですが、
すごく呑気な作品です。
それは児童文学だからということを
考慮されたからでしょうか???

核の冬というのはカール・セガンなどが、
想定したもので、核戦争の後には、
核の冬が襲ってくるという。

この物語の設定では、
カール・セガンの理論とを
比較して何か不思議な世界となっている。

それにしても、寒いというのが、
ただ寒いだけのようです。

そして、いきなり心不全でなくなるのでしょうか?
それ以外は普通でいられるのでしょうか?

この作者は優雅です。
寒いから、雲仙の温泉につかりに行って
人は死のうとするという設定です。
よほどの雲仙好きなのでしょうね。

この本では寒さで倒れて死ぬというのに、
凍傷という恐ろしい疾病のことは書かれてありませんでした。
凍傷も恐いものですよ。

何を目的として書かれたのか、ボクには理解できませんでした。



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