磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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岩波新書314 核の冬

2006年04月16日 | 読書日記など
『岩波新書314 核の冬』
   M.ロワン=ロビンソン(著)/高榎尭(訳)/岩波書店1985年

核戦争が起きたら、「冬」がくるという。
それを「核の冬」というらしい。



1983年のワシントン会議で、TTAPSグループ
(R・P・ターコ、O・B・トゥーン、T・P・エッカーマン、
J・B・ポラック、カール・セガン)が、
「核戦争後の地球」について「核の冬」と呼ばれる現象が起き、
動植物が広範囲にわたって絶滅し、人類でさえもが絶滅するという。

そう考えられる根拠として、1815年4月10、11日の
史上最大の火山爆発が、インドネシアのスンバワ島で起こり、
タンボラ山は爆発前は、高さ4200mあったが、
この爆発で上部の三分の一が空中に吹き飛ばされたという。

その後、細かい火山灰の粒子は巨大な雲となって、
徐々に地球全体に広がったという。

翌年、ヨーロッパや北アメリカでは、
「夏のない年」として知らているそうです。
-5度気温が低かったという。

核兵器によるキノコ雲は大きいものですね。
そして、多くの物が燃えますね。
それが火山灰と同様の役割を果たすと
考えてみれば、ない話ではないでしょうね。

遠い国でそんなことがあったとしても、
自分には何の関わりもないということでも
ないようですね。

その灰も火山灰とちがって、
「死の灰」と呼ばれ、
黒い雨が降るのでしょうね。

そうなれば、日本は破局します。
食料の問題だけでも、輸入に頼る日本はダメでしょうね。
そうなれば、かっこいいトヨタの自動車よりも
ジャガイモを人は選ぶものですよね。

核戦争はないとは誰もいえないと思います。
まともなら、保持なんてしていないのですから……。

【本日のニュース】
「9・11後のガスなどが死因 NY市警官の検視報告書
2006年04月16日17時15分
 01年9月の米同時テロ後、ニューヨークの世界貿易センター跡地で捜索などに携わったニューヨーク市警の刑事が今年1月5日、死亡した。34歳だった。市警の警察官組合が公表した検視報告書によると、死因は有毒ガス、ほこりを吸い込んだことによる呼吸不全。組合は、同時テロ後の作業が直接死の原因と特定された初めてのケースだとしている。-略-」
くわしくは、ここ(朝日新聞)をクリックしてください。

第二次世界大戦の時代とちがい、街にはいろいろな
化学物質が存在しています。
もし、核戦争になったら、たくさんの有毒物質が
発生することでしょうね。



核の冬 第三次世界大戦後の世界








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