磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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チェルノブイリ診療記

2007年08月19日 | 読書日記など
『チェルノブイリ診療記』
   菅谷昭(すげのやあきら)/晶文社1998年

チェルノブイリのことも、大手マスコミはひどかったのではないでしょうか?
それに比べて、この方は素晴らしいとしか言えませんね!



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「 1986年、世界を震徳させたチェルノ原子力発電所の爆発事故。近隣のベラルーシは、事故後も子どもたちの甲状腺ガンが激増するなど、多大な被害をこうむった。
 そんなベラルーシ共和国の首都ミンスクの国立甲状腺ガンセンターで、外国人としてただひとり治療にあたる日本人医師がいる。
 貧しい医療環境。不自由なことば。子どもたちの将来への不安。苦悩する被災地の人びととの対話……。
 とまどい、葛藤しながらも、希望をもって活動をつづける。
 地位や名誉をすて、医療現場の最前線に飛びこんだ医師がつづる、知られざるチエルノブイリの現実。」


日本にも原爆投下された後に、ジュノー博士が来てくれましたね。

アメリカはその時も邪魔をしましたね……。



もくじ

はじめに
1 決意
2 ベラルーシの医療現場
3 事故一○年目の春
4 不思議の国のベラルーシ
5 外科医の日常
6 人々の闘
7 希望
おわりに

IAEAのことが書かれてありました。下「」引用。

「かつて、事故後五年を経過した時点でのIAEAの調査報告では、チェルノブイリ事故による甲状腺障害については、必ずしも肯定的な結論を表明していなかった。この一連のIAEA報告に対し、当時の3CISの現場からは大きな批判の声が上がっていたが、IAEAはそれらを無視し続けていた。
 しかしときがたち、汚染地域での小児甲状腺ガンのあまりの激増ぶりに、IAEAもウィーンの国際会議では、それまでの結論を変更せざるを得なくなったのである。この事実は、他の健康障害に関する報告内容も、今後訂正されねばならない羽目に陥る危険性を示している。」

INDEX

index

日本でもどこでも、自分勝手な人が増えざるをえない事情がありますね。

それは大きな目で見れば、行政や大手マスコミが導いたものだとボクは思います。

ベラルーシでは、チェルノブイリの問題は四番めの問題でしかないという。


青森からの「チェルノブイリ調査視察団」は、「青森・チェルノブイリ子ども支援ネット」を結成されたという。




今は劣化ウラン弾で苦しんでいる子どもたちがいますね。
このような医師の努力が実ることを願います。












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