磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核兵器 資料

2008年09月08日 | 読書日記など
『核兵器 資料』
   原水爆禁止沖縄県協議会・編/原水爆禁止沖縄県協議会1969年

原潜のことが大きくとりあげられています。
--手作りの冊子で、運動のためにまとめられたと思います。



「はじめに」で書かれてあります。下「」引用。

「 原水爆のおそろしい被害のなかで、ここ数年来、人々にもっとも深い関心をもたれてきたのは、核爆発実験による“死の灰”の問題であった。
 死の灰による地球上の放射能は今日、この瞬間にもどんどん降下しつづけ、それに加えて核保有量も急激に増加と改良が加えられてきています。
 その核兵器の本来のおそるべき性格、すなわちそれが人類を絶滅にみちびく超大量破壊の武器であるという点をわすれたり、軽くみたりするようなことがあっては絶対にならないということである。
 この意味において、核兵器の大量破壊性を重点に、原子戦争がもたらす危険、すなわち一切の核武装は自殺行為であることと、人類は局地戦争を含むすべての戦争をなくす任務を自分自身に課さなければならないという現実的な意味を含め、改良開発にとめどのない核爆弾について専門資料をもとに述べ、これによって核問題の認識がより正しく理解され、平和運動の一切となれば幸甚である。
  一九六九年三月
     原水爆禁止沖縄県協議会
     事務局長 東清良」

■目 次■
・原爆のはじまり  1
・原爆時代  2
・地球上はじめての原爆実験  3
・地球上に水爆出現  3
・英国の原爆から水爆まで  6
・ソ連の水爆実験  7
・フランスの水爆実験  7
・中国の水爆実験  8
・原爆と水爆  8
・原子炉  11
・原子炉の事故  12
・原潜の安全保証(日米覚書1968年10月22日) 14
・緊急対策要綱(科学技術庁原子力局案)概略  19
・米軍の陸海空軍の主な使用兵器  27
・戦略爆撃機B52とは?  36
・那覇港を汚染しているコバルト60  40
・用語解説  44

「那覇港を汚染しているコバルト」 下「」引用。

「一、原子力潜水艦のまき散らすコバルト60
 原潜の度重なる寄港で那覇港はいまや放射能にかなり広範にわたって汚染されつつある。最近は海底泥だけでなく、魚(テレピア等)からも強い放射能を出すコバルト60が検出されている。
 原潜はすでに指摘されている三点できわめて危険なものであるが、その一部が事実によって証明され、われわれの生活に有害な作用をしはじめたのである。」


1 原潜は戦争目的のため安全装置をつけていない。第1次冷却水のたれ流し。イオン交換樹脂の海中投下など、放射能を撒き散らす。
2 原潜は原子炉を覆うコンテナーなどが不充分で、海上衝突になれば、大量の放射能が。
3 核戦争になれば……。








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